内容説明
「世界がじわじわと雑貨化している気がする。これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。それまでは雑貨とみなされてなかった物が、つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ」 ひとりで雑貨店を営む著者は、この社会のあらゆる事物を手がかりに「雑貨とは何か」を帳場で考えた。雑貨、消費社会、店の経営、人生についての、とても面白いエッセイ。
目次
I/夜と店の隅で/雑という字/半径一メートル/雑貨の銀河系/ちがいさえあれば/英字新聞/これは本ではない/予告された雑貨の記録/家路/雑貨の秋/音楽を聴いたころ/オフシーズン/ホットポー/II/道具考/路傍の神/千のキッチュ/千のクンデラ/十一月の谷/俗と俗とが出会うところ/弦楽四重奏曲第十五番/漏れかっこいい/スピード・オブ・ライフ/III/限界集落/船底の構造模型/パーリア的、ブラカマン的/悲しき熱帯魚/幽霊たち/最後のレゴたちの国で/落葉/文庫版あとがき 六年後のルノアールで/解説 小さく、遅く、むなしい、遁走 荒内佑
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