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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
5
怒涛の転結へ回転していく物語。おとぎ話的な形式であったと思ったら、どんどんクライマックスの激闘では死傷者が後を絶たず、とはいえお決まりのような流れで残りの話数を考慮したら新キャラがどんどん出てくるのは、雰囲気を察してしまいそうではある。それでも既定路線をおそらくは崩すことなく、人物に与えた役割と、描くべきゴールと物語の閉じ方を考慮していたからこそ、おとぎ話的な魅せ方をしていたんじゃないかとも思う。父親を乗り越えるべき障壁として置くだけではなく、王からの景色、物語もぼやけず見えているのが興味深い構成かも。2023/12/15