民主主義のファイブ・フォース分析 政治産業にイノベーションを!

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民主主義のファイブ・フォース分析 政治産業にイノベーションを!

  • ISBN:9784296001156

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内容説明

民主・共和の2大政党の党派的な対立で行き詰まるアメリカの民主主義を競争戦略論の大家マイケル・ポーターの産業分析のツールである「ファイブ・フォース分析」を使って分析し、具体的な処方箋を提示する異色の内容。
ポーターと企業経営者のキャサリン・ゲールは、政治を民間産業として捉え、選挙と立法の「競争」が不十分であることを明らかにする。そのうえで、選挙の仕組みのイノベーションとして、「優先順位付き投票」(Ranked Choice Voting=RCV)、つまり1人の有権者が最大で5人まで候補を選ぶことができ、「死票」を減らせる新しい投票方法を提唱する。

「政治というビジネスは、公的な制度ではない。公的な制度の内部に存在する正真正銘の巨大な民間産業だ。こうした新しい視点で政治制度を眺めれば、従来の考え方から解放される。紛れもなく公的なものである選挙・立法のルールを、利益をむさぼる民間人の影響力と支配力から取り戻すことが、いかに重要かが見えてくる。」(本書第1章民間産業から)

目次

●序章
いまの選挙・立法の実態
政治産業論の基礎
本書の目的と手順、政治的な立場について
本書を読むために
■第1部 政治の競争
●第1章 民間産業
●第2章 試合のルール
●第3章 帰結と結果
■第2部 政治のイノベーション
●第4章 アメリカの遺産
●第5章 新しい試合のルール
●第6章 実験とガイドライン
●結論 政治のイノベーションへの投資