内容説明
鮮烈デビューから作家生活10周年。
『記憶屋』『花束は毒』の著者、最新本格ミステリー!
連続殺人、
かもしれない。
羊の群れに狼が潜んでいるなら、
気づいた誰かがどうにかしなければ、狩りは終わらない。
死体はない、証拠もない。だけど不安が拭えない――。
ご近所さんのこと、どれだけ知っていますか?
「殺人犯が同じ建物内にいるってのはぞっとするけどな」今立晶(パート主婦)
「模倣犯じゃなくて、本人って可能性もゼロじゃない」小崎涼太(事件ライター)
「近くで起きた事件ですもんね。私も気になってました」土屋萌亜(マンガ家)
「素人探偵の思い込みの推理を聞いている暇はないの」加納彩(主婦)
「近所に怪しい奴がいるみたいな情報提供はときどきあるよ」加納行広(刑事)
「ここは住人同士のトラブルはなく、かなり平和なほうだ」寺内嵩(マンション管理人)
「プライベートには踏み込まないくらいがちょうどいい」幸田佐知子(シングルマザー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
259
日本は治安の良い国だと思えたのは一昔前まで、連日報道される血生臭い犯罪にやっぱり一戸建ては怖いな、なんて思っていたら最近はオートロックのマンションでも事件が。俺も今は一応、マンション住まいなのだがオートロックから入る時には周囲をひとしきり確認する様になった。隣室に誰が住んでいるのかなんてわかりゃしない。本作もそんなマンション住まいの、希薄な人間関係を背景に、(帯に書いてあるからネタバレにはならないだろう)連続殺人が起こるという話だが、語り口が平淡でちっとも盛り上がらない。テレビの2時間ドラマか、みたいな。2025/11/18
starbro
258
織守 きょうや、4作目です。著者作家生活10周年記念作品でしょうか❓ 同じマンションに連続殺人犯が住んでいたら怖いと思いますが、もう少しホラー的な要素があった方が良いかも知れません。 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344041660/2024/02/25
うっちー
133
面白いのですが、何か強引なところも2023/12/01
ちょろこ
130
サラサラ…お茶漬けのように読める隣人ミステリの一冊。同じマンション、生活圏内に殺人者がいるかもしれない。羊の皮を被った狼は誰?猜疑心&緊迫感溢れるストーリー。もちろん誰もが怪しさいっぱい。警察ではなく住人が調査する形式が日常の一部分という感覚で良かったな。途中で放棄は不可能、ラストまで一気に…はまるでお茶漬けのようにひたすらサラサラ食すような味わい。探偵役の元ヤン姉と卵料理の服を愛する弟の小気味よさもサラサラ感のポイント。ご近所の深夜の車の音はもしかして…こういう作品を読むと一瞬でも不安感じるのが面白い。2024/01/12
hirokun
129
★4 シリアルキラーが隣人にいる設定の推理小説。なんだか昨今の時代を風刺しているような設定で、隣人との接点が極めて少なく、また頻発する理解できない犯罪を表しており、恐怖心が強くなってくる。読みやすい文章に加え、スピード感のあるストーリー展開で一気読み。大いに楽しませてもらった。自分の周りで何が起こるかわからない恐怖を掻き立てられる。2023/10/28




