内容説明
〈初歩から学びたい人にも,とにかく具体的な計算をしてみたい人にもおすすめな,最初の1冊!〉
物理学に現れる方程式をPythonで数値計算する方法を解説した,入門書です.
◆“Pythonic”なコーディングで,手軽にシンプルに,高速な計算ができる!
Pythonにはさまざまなライブラリが用意されていて,アルゴリズムを自分の手で実装せずとも,高度な数値計算を手軽に行うことができます.
本書では,「力学」「振動・波動」「量子力学」「量子統計力学」に現れるさまざまな方程式を題材に,Pythonライブラリを活用した,シンプルで効率のよい計算を行う方法を説明します.
どのプログラムにも丁寧な解説がついているので,Python流のコーディングのコツを学ぶことができます.
◆アルゴリズムを「正しく使うため」の知識が身につく!
自分で実装する必要がなくとも,アルゴリズムのことを知らなければライブラリを適切に活用することはできません.
本書では,アルゴリズムを正しく使う(≠実装する)ために必要な,各種アルゴリズムの特徴もわかりやすく説明しています.
初めて計算物理・数値計算を学ぶ方でも,「この問題ではこのアルゴリズムを選ぶべき」「このアルゴリズムならこのパラメータを指定しないといけないはず」といった感覚を身につけることができます.
目次
第1章 計算物理のためのPython入門
第2章 古典力学――常微分方程式
第3章 振動・波動――偏微分方程式
第4章 量子力学――固有値問題
第5章 量子統計力学――数値積分・非線形方程式・乱数
付録A Pythonの基礎
付録B NumPy/SciPyの使い方
付録C Matplotlibの使い方