母がゼロになるまで 介護ではなく手助けをした2年間のはなし

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母がゼロになるまで 介護ではなく手助けをした2年間のはなし

  • ISBN:9784309208916

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内容説明

風呂に入らないのも、ゴミ屋敷になるのも、お金を借りまくるのも、支援を拒否するのも、母なりの訳があったーー。困っていた母 と 困らされた私 が格闘した、2年間の生の記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千穂

23
金銭管理能力なし。名前を知っている程度の人から借金を繰り返す。何ヶ月も入浴しない。家はゴミ屋敷。これは大人の発達障害では済ませられないな。とても1人で生活は無理。家族だけで面倒みるのも難しい。そんな母を手助けした2年間の記録。なかなか壮絶。 2024/09/10

まろにしも

15
すごい話だった。結局、人というものは、各々が思うようにしか生きれないということなのだと思う。周囲から見て、すごく非常識で非効率的であっても、その人の生き方を変えることは殆ど無理なのかも知れない。もちろん犯罪はダメなのだけれど。最後の店長の一言に救いがあった。2025/03/16

ぽけっとももんが

12
これはホラーだ。この母親はいったいどうやって日々を過ごしていたのか。料理も掃除もせず風呂にも入らず、請求書は踏み倒しありとあらゆる知人に無心する。年金を著者が管理するようになるまでどうやって生活していたのだろう。著者は1人で抱え込まず親戚や知人に話し、福祉を頼り相談できる、そこがすごいのだと思う。思うような支援が受けられないにしても。ところでわたしはこれ、翻訳本だと思ってました。裏表紙に梅干しののったお弁当と箸のイラストがあったのであれれ?と思ったら冒頭から「わたしは大阪に生まれ」だったよ。2024/01/12

ゆうき

10
大人の発達障害と診断されたが、認知症や精神疾患などミックス障がいだった方なんだろうか?ゴミ屋敷に住み、お風呂にも入らず、名前だけ知ってる様な知人にまで借金を繰り返す。親子だから、たった1人の母だからと懸命に福祉や医療と繋げようと踠くが上手くいかないもどかしさ。。とにかくしんどい本だった。娘として何とか母親を支えようと過ごした日々はお母さんにとって幸せな時間だったと信じたい。2024/07/09

りょう

7
まともな社会生活を送れないゴミ屋敷の住民の母親を東京に引き取って2年間、予想をはるかを上回るとんでもないことが連日起こります。それでも、娘ならなんとかしなきゃならないのでしょうか?仕事しながらそんなことできない、勝手に作った借金や損害を肩代わりすることだって、できやしない。これって娘としてどうしたらいいのか!?あんまりな展開に白状なあたしは、愕然とします。ほんとにどうしたらいいんだろう。2024/05/29

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