内容説明
60年代末に文芸批評家としてデビューした著者の今日にいたるまでの全文学評論から,著者自身が精選改稿した12篇を収録.さらに各作品を解説する序文をあらたに付した.修士論文のダレル論から,近代文学の終りを見据えた漱石論まで,著者の文学的営為の全体像が一望のもとに.思想家柄谷行人の原点を知るための決定版.
目次
序文
目次
Ⅰ
『アレクサンドリア・カルテット』の弁証法
漱石試論──意識と自然
意味という病──マクベス論
歴史と自然──森 外論
坂口安吾『日本文化私観』について
歴史について──武田泰淳
Ⅱ
漱石の多様性
坂口安吾その可能性の中心
夢の世界──島尾敏雄
中上健次とフォークナー
翻訳者の四迷
文学の衰滅
初出・底本一覧



