内容説明
92歳になる著者が、これまで数多くの国や地域を巡って実感した「生きること、死ぬこと」の本当の意味とは? 富める人、貧しい人、キリスト教徒、イスラム教徒……それらの出会いで知らされた「勝ち負けのない人生」を説く。これまでの価値観を問い直す、背筋が伸びる名エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coldsurgeon
5
長い人生の間に世界をめぐり、見聞し、そして気づいたことを綴ったエッセイ。生きること、死ぬことの意味を気づいたとあるが、それが明確に示されることはなく、読者がその意味を考える機会を、読むことにより与えてくれるということなのだろう。平和でいることは、平穏ではあるが争いがないことではない。多神教というか無宗教の人にはうかがい知れない一神教の人の考え方があると心得たほうがいいようだ。戦争を憎むことは仕方がないが、家族を守るために人を殺す人がいる世界を、心にとめないといけないと、なぜか読後に思う。2023/09/23
kikupika
2
読み始めてずいぶん話やエピソードが古すぎるなと思っていたら2010年発行のものの加筆修正とのこと。話は1970-80年代が多く、今読むと環境も人間性も大きく変わっており、バブルのメンタリティとは隔絶の感がある。世界を巡っての気づきという割に、引き合いに出している話が時代外れの気がするが、カソリック信者の著者の考えはよく出ていらと思う。個人的には後進国となった日本人へのメッセージをちゃんと書いたほうがいいんじゃないかと思う。つまり最終章「宴の後に持つべきもの」を核に再構築してもらいたい。2024/04/03
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