ブルーバックス<br> テンプレート式 理系の英語論文術 国際ジャーナルに学ぶ 伝わる論文の書き方

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ブルーバックス
テンプレート式 理系の英語論文術 国際ジャーナルに学ぶ 伝わる論文の書き方

  • 著者名:中山裕木子【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065333648

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

論文を英語で書くことになった。何から手をつけよう。日本語で書いてから英訳するか、英語で直接書くか。精度が高まったといわれる人工知能(AI)を使った機械翻訳で英語に翻訳しようかとも考えるが、出力結果が正しいかどうか判断しづらい。
 本書は、このような悩みを抱える理系研究者を対象としています。ネイティブ話者にひけをとらず、かつネイティブにも非ネイティブにも伝わりやすい英語論文の書き方を、「アブストラクト」と「タイトル」に焦点をあてて解説しており、非ネイティブの英語話者が、国際ジャーナルに論文を投稿するのに必要な英文ライティングスキルを最短で習得することを目的としています。(まえがきより)

日本人が英語の論文を書く際に、どのような問題があるのか? そこで、長年、理系の英語論文の校正・さまざまな大学(理系)での英語論文執筆を講義してきた著者が、そのコツを伝授します。
★本書では、「国際ジャーナル」に掲載された、インパクトファクター(論文引用回数)の高い論文を実例として掲載し、意図がはっきりと伝わるシンプルな英語論文の執筆を目ざします
★さらに中盤以降では、理系論文のさまざまな場面で使われる内容に即した「テンプレート」を掲載します。書きたい論文の内容がきまれば、テンプレートを用いることで、容易に「明確な」英語論文が作成できるという実践的な内容になります。
★また、現在では一般的になりつつある「機械翻訳」を利用したさいの注意するべき点や上手な使い方までも伝授します

この一冊を手元に置けば、迷わず、読み手の目を惹く、本当に「伝わる」英語論文が書ける!

目次

目次
Foreword: 効果的な英語論文を効率的に書くために
第1章 論文タイトルとアブストラクトの役割
1.1 キーワードで読み手を捉えるタイトル
1.2 研究のエッセンスを提示するアブストラクト
第2章 陥りやすい難解な文構造
2.1 仮主語It is構文
2.2 There is/are構文
2.3 文頭に出る句
2.4 主語から遠い動詞
2.5 受動態
第3章 ありがちな基本の不具合
3.1 数と冠詞の不具合
3.2 話し言葉
3.3 非具体的な動詞
3.4 著者の意見の不具合
第4章 気付きにくい不適表現
4.1 過去形の多用
4.2否定表現の多用
4.3複文の多用
4.4 文中で変わる主語
4.5 接続語の多用
第5章 最適なキーワードの配置【テンプレート1 タイトル】
5.1 キーワードを前置詞でつなぐ
5.2 動作を表す動名詞と動詞の名詞形
5.3 分詞でつなぐ
5.4 サブタイトルの付けかた
第6章 円滑な背景紹介【テンプレート2 アブストラクト:研究の背景】
6.1 主題の紹介
6.2 研究限界の提示
第7章 研究内容の詳細説明【テンプレート3 アブストラクト:研究内容】
7.1 今回の研究
7.2 手法の説明
第8章 知見の効果的な提示【テンプレート4 アブストラクト:考察】
8.1 結果の提示
8.2 推論
8.3 研究の示唆・今後
第9章 全体の流れの改善【テンプレート5 文と文の結びつき】
9.1 主語で結束を高める
9.2 読みやすく文を長くする
9.3 接続語
第10章 機械翻訳ツールの活用方法
10.1 日本語を前処理する(短く区切る、主語と動詞を明示する)
10.2 日英のギャップを埋める(名詞の単複を整える、行間を埋める)
10.3 機械翻訳の弱点を正す(用語の揺れを正す。訳抜け・専門用語の間違いを直す)
10.4 短い英文の主語を既出に整え、行間を埋める
10.5 英文どうしをつなぐ