内容説明
時間はこの先も永遠に存在し続けていくのか。
そもそも時間はどうやって生まれたのか。なぜ生まれたのか。時間とは一体何なのか――。
この本では、
・物理学者はどのように時間を扱ってきたのか(1章)
・今につながる時間はどのように始まったのか(2章)
・時間の終わり、つまり宇宙の終わりはどのように訪れるのか(3章)
・時間を計る道具によって私たちの生活はどのように変わってきたのか(4章)
・「1日24時間」はずっと変わらないのか(5章)
と、時間というものをいろいろな角度から見ていきます。
そうすることで時間とはいつも変わらずに存在し、一方向に流れ続けているだけの存在ではないことがわかってくるはずです。
そもそも物理学では「過去から未来に時間が流れる」ということさえ、まったく自明なことではないのです。
本書を読むことで、当たり前のように感じられていた時間の流れが実は当たり前ではないことを体感し、時間という概念が揺らぐことを楽しむことができるでしょう。
■内容
1章 「物理学」の時間――物理学者は時間をどう扱ってきたのか
2章 時間の「はじまり」――それは宇宙のはじまり
3章 時間の「おわり」――宇宙に終わりは訪れるのか
4章 時間の「道具」――時計が人々の生活を変えた
5章 身の回りの時間――1日はいつも24時間か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
20
これは期待外れの一冊。「時間の本質」と言いながら宇宙の歴史やら時計やら暦の話が多くてがっかり。時空間という世界で何故時間だけが行きつ戻りつをできないのか、時間はこの宇宙が無くなっても流れていくのかなどもっと根源的な話を期待していたのに残念でした。2024/07/07
HaruNuevo
17
時間の本質を探ってきた人間の営為とその成果を解説し、さらに宇宙開闢から宇宙の最後までの時の流れについて今考えられている理論を解説しながら時間の存在をどう捉えるべきなのか問いかける一冊。 宇宙論と素粒子論の接点も知ることのできる、とてもお得な一冊だと思う。2024/01/28
KAN
12
時間の本質を相対性理論の時代から最新の数物理論に基づき、入門的に書かれているので読みやすい。著者の文章は解説プラス、その発見にまつわる物理学者たちのエピソードがつづられていて読みやすい。ダークマター、ダークエネルギーについて現代の学者たちがどのように取り組んでいるのかがよくわかりました。時計の歴史については物理学的に進化してきた内容が人間の内的感覚的時間がどのように規定してきたか、時間の本質というものはどこまでも興味が尽きない、と思いました。2023/11/13
大島ちかり
10
不思議な気持ち。日本の今の時間の割り振りになったのは、明治から。今も時間の歪みがあってずれている。地球の自転が遅くなる代わりに月の公転が早くなっている。それじゃあ、時間が経つのが早く感じたりなかなか時間が経たなかったりするわけだ。2024/12/26
Hiro
7
時間に関する最新の物理学の話がわかりやすくまとまっていた。すごく読みやすかったけど、割と知ってる話が多くて、読んでてワクワクするという感じではなかった。どっちかというと、雑学書みたいな感じだった。ただ、今でいろんな所で見聞きしたことのよい復習となった。2025/10/07
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