内容説明
知れば知るほど怖くなる「元素」のはなし。――すべては「元素」で始まり、世界は「ヒト」が終わらせるのか!? 本書では、“元素”という視点から「身の周りにあふれる、危険な化学物質」「日本史上、悲惨な四大公害病」「核戦争への脅威」「技術革新による資源の枯渇と地球環境問題」などを取り上げています。身近で起こる化学物質の事故から、人々を魅了した悪魔の物質、地球の資源・環境問題まで幅広くご紹介し、現代社会を生きる人々へ向けて、警鐘を鳴らす一冊です。 ◇本書のおもな内容:ヒンデンブルク号炎上事件が水素を恐怖の代名詞にした!/目に見えず、臭いもなく忍び寄る一酸化炭素中毒の恐怖/悲痛の代名詞「イタイ、イタイ!」という叫びから名づけられた公害病/ニュートンがもっとも精力を傾けたのは錬金術の研究だった/地球環境問題の「窒素汚染」とは何か?/最先端機器に必要な「産業のビタミン」レアメタルで中国が世界制覇 など……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
元素、なかでも使い方によっては毒になったり様々な事故を引き起こすものについて書かれている。水素も昔は気球や飛行船で使い失敗している。パーティーグッズに使われていたヘリウムは過剰に吸うと酸欠になる。カルシウムやマグネシウム、アルミニウムもカメラのフラッシュに使っていたときは火が出て火傷になったり。黄リン、ヒ素、硫黄、水銀やタリウム、放射性元素他。事故や事件の例とともに語られている。人間が必要としているものは人間にとって必ずしも都合の良いものばかりではないことを知る。図書館本2022/05/02
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2022ネタバレ3月初版。書き下ろし。『面白くて眠れなくなる』シリーズの28冊目。元素に関する蘊蓄譚。四大公害は、オイラが小学生の頃ピークでしたが、「水俣病」「新潟水俣病」「イタイイタイ病」「四日市喘息」の四つと記憶しています。「森永ヒ素ミルク事件」は公害病?眠れなくなったので、別の本を少し読んでから寝ることにします。2022/06/21
Yuji
0
大きい魚は水銀汚染されているので多く食べてはいけない 森永ヒ素ミルク事件、四日市ぜんそく、イタイイタイ病など公害では政府が企業の味方をしてて胸糞悪い 最後40ページ程は読んでない2024/01/07
K
0
(202203,431.1)カドミウム:玄米の含有量は平均して0.06㎎/kg。コメのカドミウム濃度が0.4pp(0.4㎎/kg)を超える場合、鉱山からの排出によって水田がカドミウムに汚染されている。全体の0.3%、ってそうとうあるがな???う~ん水の中の濃度はないんだな。玉川大噴は27µg/ℓ。ヒ素:亜ヒ酸、2~4㎎/日で100㎎に達すると発病(森永ヒ素ミルク)玉川大噴は3310µg/ℓ、飲まないから平気?う~ぬわからぬ。2022/11/11