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内容説明
11月の文化祭で、えるもたち天文部はプラネタリウムを上映することになった。
技術面のサポート要員として、工業科2年で嵐士先輩の幼なじみの淳先輩を迎え、プラネタリウム作りを開始する。
天球儀の穴あけ作業に加え、段ボールドームの準備や解説原稿の製作などで、天文部員たちはてんわやんや。
そんな中、まわりから自分の進路について考えるように言われたえるもは、嵐士先輩や淳先輩たちの進路選択を間近で見ながら、迷い悩む--。
中学から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
74
続き物て知らずに続編から読んでしまった。やっちまった。主人公のえるもちゃんを見てると七月隆文「ケーキ王子の名推理」の主人公の女の子と思い出した。少しウザい感じが似てる(笑)話は、高校生らしく恋愛や進路に悩み、部活に励む。ある意味青春小説の王道を行く!天文部なので星の話が良く出てくる。私も学生の頃天文部にいて学祭でプラネタリウムをやっていたこと等もあり懐かしい気持ちにもなった。うお座の一等星フォーマルハウトの名前を聞いて私の青春が一部蘇った。みんな元気かな?2024/03/24
かな
41
「セントエルモの光」の続編。高校の文化祭で天文部廃部阻止の対策としてなんとプラネタリウムを作成してしまう。技術担当として新たな登場人物、嵐士先輩の幼馴染で工業化の淳先輩。なんかめちゃ頼れる先輩の登場。進路の選択とか将来の夢に対してとか、恋愛とか、高校生だからこその悩みとか葛藤もあると思うのだが、親の経済状況やいろんな大人の事情をも顧みながらどこかで自分の意見をまげていってるんだと。そんななか少しでも可能性のある方向へ向かって歩き出す高校生の清々しいほどの青春物語。天川さんの青春物語はやっぱり面白い。2023/10/17
えも
21
続編です。やや、こなれてきたか?▼しかし主人公が、自分勝手で独り善がりで、わりとウザいね。まあ、そのつもりで書いてるんだろうけど▼いずれにしても、先輩の京大作家たちと比較してしまうな。2023/11/20
雪丸 風人
20
主人公は悩める高校一年生。進路を考えることから逃げていた彼女が、天文一筋の先輩や個性あふれる仲間と濃い時間を共有するなかで、心を動かされ、自分らしい選択にたどり着きます。瑞々しい青春小説ですね。好評だった春夏編の続きですが、序盤で前作のおさらいがあるのですんなり入り込めましたよ。秋の星座たちが紡ぐ壮大な神話なども楽しめましたが、私には、人生には失敗があってもいいんだという趣旨の言葉が特に響いたな~。このあたたかなメッセージはきっと葛藤だらけの十代の心も軽くしてくれるでしょう。(対象年齢は12歳以上かな?)2023/09/27
toshi
12
副題に「久閑野高校天文部の、秋と冬」と有るので、そこから想像していた内容とは全く違っていた。 女子高生の成長物語と言った内容。 登場人物のキャラ設定も良いし、ストーリも面白くてサラッと読めるけれど、個人的には3人が天文部に入ったきっかけとか、主人公のえるもは東京から故郷に戻ってきたことを匂わせておきながら結局そこには触れてないけれど、その辺のことも書いて欲しかった。2023/10/09