小学館文庫<br> 本能寺異聞 信長と本因坊

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小学館文庫
本能寺異聞 信長と本因坊

  • 著者名:坂岡真【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 小学館(2023/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072884

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内容説明

戦国武将は歴史を動かす碁石に過ぎぬのか?

囲碁名人・本因坊算砂の息が止まりかけた。
「信長公の首級は何処にある」
大御所・徳川家康のたった一言で、「炎の記憶」を呼び覚まされた算砂は沈黙せざるを得なくなった。
大坂の陣が勃発する七年ほど前、慶長十二年師走、駿府城で対局中の出来事だった。
日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の時流に弄ばれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。
行方知れずの織田信長の亡骸、底知れぬ明智光秀の本意、茶会や連歌の会、安土築城などの不気味な闇。
武将の松永久秀・荒木村重・佐久間信盛・斎藤利三ら、五摂家筆頭・近衛前久、連歌師・里村紹巴、堺商人・小西隆佐、雑賀衆・鈴木孫一と善住房、薬師・曲直瀬道三、神主・吉田兼和、宣教師・オルガンティーノたちは、天下布武という棋譜の碁石に過ぎないのか?
若き法華僧の名棋士が、戦国人の傍らで見た歴史を描く、刮目の長編歴史小説。
本能寺の変の真相を読み解く!

※この作品は単行本版『絶局 本能寺異聞』として配信されていた作品を改題した文庫本版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jinya tate

14
初めて名人、本因坊と呼ばれた碁打ちの目を通した信長一代記。本能寺から安土に至る場面が謎と因果を教えてくれる。2024/06/16

みのくま

4
全然面白くなかった。ストーリーは江戸時代から伝統的に語られてきた織田信長のストーリーに沿っておりウンザリするし、囲碁名人である主人公日海は全然魅力的に描かれていない。しかも、陳腐なラブストーリーが挿入されており読んでいて気恥ずかしい。また、歴史の描き方も好きじゃない。度々のちに偉人となる人物が登場するのだが、主人公だけはその特異性に気がついているという描写が目に付く。歴史的事象に関しても同様に扱われており後出しジャンケンが横行している。ラストシーンは本作の重要な創作部分だが、これも残念ながら何も面白くない2024/11/09

tako_machida

3
囲碁名人本因坊算砂の見聞きした本能寺の変の真相。囲碁名人だからこそ知れた情報はあったものの、もっと囲碁の戦い方とかを話に盛り込んでも良かったかなと。2024/09/22

Hanna

2
歴史はその人の立ち位置で見方が変わる。これは、囲碁名人である本因坊から見た本能寺の変。ほほぅ。2024/10/30

今野琢

1
囲碁名人・本因坊算砂の息が止まりかけた。 「信長公の首級は何処にある」 大御所・徳川家康のたった一言で、「炎の記憶」を呼び覚まされた算砂は沈黙せざるを得なくなった。 大坂の陣が勃発する七年ほど前、慶長十二年師走、駿府城で対局中の出来事だった。 日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の時流に弄ばれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。2024/09/11

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