内容説明
アルザスのベーカリーに生まれた少年はいかにして世界最高のパティシエとなったのか。彼の代名詞でもある色鮮やかなマカロンはどのような試行錯誤を経て生まれたのか。パティシエとしてレシピ開発に明け暮くれた日々から、ブランド戦略の秘訣まで詳細に語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
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パン屋の二階で幼少期を過ごし、アルザスを飛び出して、パリのフォション、ラデュレで才能を遺憾なく発揮し、自らのブランドを立ち上げる。 東京進出時のエピソードが面白い。紀尾井町のニューオータニのオープン時、彼のマカロンを「もなかの失敗作ですか」と訊いてきたシックなマダムたちがいたとのこと。 さらに、こじんまり、甘さ控えめ、いちごのショートケーキ、と日本人の好みを耳にしながら一蹴し、好みに合わせないと、マーケティング調査を拒んだという。 オータニの禅で食べたクロワッサンを思い出した。 文喫福岡天神店 蔵書2024/06/01
KKKK
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隠キャキモオタの自分でも聞いたことある様な綺羅星バブリーな有名人やら名店いっぱい登場、住む世界違いすぎるううう! だけどこの本というかこの方そういう類に付き纏う嫌味や力み見たいなもんが一切ない基本美味いものと面白いもの好きのオッサンなんで安心して読めます フランスの料理界結構情報共有に肯定的でコレ日本のラーメ屋界隈とかもやったら面白そう (最近健康に気をつけてらっしゃったのね)2024/05/17