内容説明
NHK「ブラタモリ」の放送を契機として、地質や地形が幅広い層に注目されています。本書は「都道府県の『トリセツ』」でも紹介した日本各地の地学のテーマを、より有機的につなげて「日本列島の誕生と今見えている地形の魅力」が時系列に理解できる一冊です。冒頭では簡潔に地球誕生のヒストリーを紹介。次に、日本列島誕生を理解するうえで必要なプレートテクトニクス(プレート理論。地球の表面上に何層かに重なるプレートが地球上のさまざまな地学現象を説明するという考え方)を図表等を用いながら分かりやすく解説しつつ、大陸から離れて島弧(日本列島)をなすまでを紹介。終章では、日本各地に分布する必見ジオサイトを地図や写真を添え、その成因などに迫ります。
※一部コンテンツが収録されていない場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
28
2章_日本海拡大と列島形成。3000万年前に大陸から引き剥がされ始めた。そのころ出来た花崗岩は佐渡島や鳥取の浦富海岸で見られる。そして火山灰が熱水変質した緑色の凝灰岩(グリーンタフ)は渡島半島や青森の深浦町、西南日本の日本海側などに広く分布する。それにしても「地殻が熱せられてやわらかくなった」とか「裂け目が広がった」とかひとくちに言うけど 1500万年間の出来事なわけで。当時は暖かく、巨大な哺乳類が闊歩していた。この間にマグニチュード8程度の地震は100万回ぐらいあったのだろうな。時間の長さよ。2025/02/09
乱読家 護る会支持!
4
日本列島がどのようなプロセスでできたのか? 日本の名所・絶景がどのようにしてできたのか? フォッサマグナ、紀伊半島の超巨大噴火、伊豆半島の激突、糸魚川のヒスイ、長瀞の結晶片岩、福井の恐竜、大谷石、花崗岩マグマの屋久島、諏訪盆地と諏訪湖、チバニアンと地磁気逆転、箱根火山、阿蘇山カルデラ、富士山、鳥取砂丘の起伏、松島とリアス海岸、昭和新山などなど、どこかで聞いた話が多かったのは『ブラタモリ』で学んだことが多い気がします。 地質学に興味を持たせてくれたタモリさんとNHKのスタッフに感謝。2023/09/30
ココアにんにく
4
地学の事を全く知らず、これまで「古事記」の国生み神話を通じてしか日本列島の誕生に触れたことがなかったので「イザナギプレート」という言葉が出てきたときは、まさか神話と地学が繋がる瞬間を味わったようで、とても嬉しかったです。また名前はよく聞く中央構造線やフォッサマグナ、火山列島について初めて詳しく知ることができました。さらに、地質学に関する名所やポイントが多いことも知り、これからの旅行計画に新たな要素を加えることができるかもしれません。2023/09/20
takao
2
よくできていると思う。 20万分の1日本シームレス地質図V2 2023/03/20
竜玄葉潤
1
「トリセツ」シリーズが面白いと思っていたところに、ハマっている「地学系」が出たので思わず買ってしまった。損はなかった。復習になる上に、行きたくなる。2023/01/27
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