内容説明
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学生時代に昆虫食に目覚め、食べてみた昆虫は419種!Twitterで「蟲喰ロトワ」の名前で活動し、ラオスで昆虫養殖による栄養問題の改善に取り組む著者。本書では昆虫食やその周囲の人々、虫をおいしく安全に食べる方法、人とかかわりの深い虫の魅力などについて、じゅえき太郎さんのイラストを交えて解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
48
まさにこんな本が読みたかった! 著者は理学部系博士としての進むべき道を思い悩んだあげく、「蟲ソムリエ」なるものを名乗り、ラオス農村部の栄養改善プロジェクトに昆虫食アプローチで食い込むという、とんでもない人物。同級生による「常識的な狂人」「紳士的な危険人物」の評は余りに言い得ている。豊富な語彙による食レポは、ちょっと覗いてみようとほんの数センチ扉を開けたつもりが扉ごと壊されていたくらいに強烈なインパクト。「人の役に立たない仕事がしたい」が起点な著者だからか、ラオスへの考え方は押し付けがましさがなく素敵だ。2020/12/05
R
45
昆虫食に血道をあげる男の伝道書めいた本でした。これを読むとセミを食べるというのはごく初歩的だと思わされる内容でした。ナチュラルにゴキブリを食べられるというところから、どうもおかしいと思うのだけども、本人はいたって普通で落ち着いた文体がむしろ狂気を醸しているように感じる。一種ボケ倒しているだけのような、昆虫食をごく当たり前として扱っている内容は興味深いことばかりだし、食材としてちゃんと扱う必然性もわからんでもないと理解できても共感できないのが楽しい。2021/05/01
たまきら
33
真面目に昆虫食の可能性を追求している著者の文章に好感を持ちました。世の虫嫌いに対する苦々しい章には、虫好きなせいで肩身が狭い思いをしている私には「ワカル…佐伯さん、わかるよ」と。彼ほどの虫失態は今のところありませんが、昨日ミミズコンポストをあけたら煙のようにたくさんアメリカミズアブが大量に出て来て、家族が寝静まった後に開けて良かった~と安堵しました、あはは。2023/11/18
くさてる
29
「昆虫を食べる」ことに興味を持ち、研究を追求し、やがてはラオスで昆虫養殖の技術開発のためのNGOで働くようになった著者の半生を書いた内容。昆虫を食べるなんて想像しただけでも抵抗があって掲載されている昆虫食の写真も無理、なわたしでも面白く読めました。それは著者の昆虫食への情熱が本物だから。共感はできなくともその熱意に圧倒され、若手研究者ならではの苦難の道のりにハラハラして読み終えました。読後にはわたしも、隣に座った人がカバンからバッタを取り出して食べても立ち上がらないくらいにはなったかもしれません。お勧め。2021/02/06
鯖
28
虫は好きです。でも食ったことがあるのはイナゴとハチの幼虫だけだし、できれば避けたい。昆虫食に執念を燃やし、昆虫食の伝統が残るラオスでゾウムシの養殖のためNGOで働く奮闘記。すっごい読んでて楽しいんだけど、食えるかと言われると無理だは。ビビりですまん。つうか、粉はダメなの…。どうして形を残さねばならぬの…。粉になってたら普通に食べると思う。イナゴの触覚がほっぺたの内側にささった感触がきえてくれない。コロナでラオスを離れた著者だが、これからの世界には流通停止に備え、自給自足できる昆虫養殖が必要とのこと。2023/02/05
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