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内容説明
小児がんは医学の進歩によって七〇~八〇パーセントの症例で治癒が見込めるようになった。しかし、三歳以上の子どもの死亡原因のなかでは、事故に次ぐ第二位の座をいまだに占めている。小児がんは大人のがんとどこが違うのか。どういった種類があるのか。そして、小児がんになった子どもに対して、まわりの大人はどのようにサポートすべきだろうか。症例コラムを交え、緩和ケアや家族への対応についても考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キオン☆
1
「小児病棟の四季」を読んでから細谷氏のファン。三人に一人は罹患し、二人に一人は亡くなる癌。人ごとでなく、身近な病気なのだ。10歳以下の発症となれば、心が痛い。晩期障害もその後の人生に多大な影響を与えてしまう。外科的な痛みもさることながら、メンタルの痛みは想像の域を超える。祖母も父も癌。緩和ケアの奉仕を希望しているのだが、なかなか足が向かない。怖さもあると思う。健康であることが当たり前に思っているのだが、日々何事も感謝の気持ちを忘れてはいけないのだ。日進月歩の医学ではあるが、心の傷は深い。2021/10/22
KAIRO
0
検査結果の読み方,グラフの比べ方,治療指針,など、家族のための知識が充実。「チーム医療とトータルケア」の方法論と考え方にも共感。2012/03/01
coco
0
著者の細谷亮太先生が、授業ではじめて聞いた時からすごく好きです。こんな先生といっしょに働きたいなー2011/09/15