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内容説明
世界的経営学者、サラス・サラスバシー教授によって体系立てられた、優れた起業家の思考法「エフェクチュエーション」の日本初の入門書。不確実性の高まる社会で有用な「反・因果論」の行動様式を、エフェクチュエーションの5つの原則とともに詳細に解説。個人・企業内での活用法のヒントも紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
62
高い不確実性に対して、予測ではなくコントロールによって対処する「エフェクチュエーション」入門書。この理論には5つの原則があり、最初が〈手中の鳥〉の原則。自分がすでに持っている「手持ちの手段(資源)」を活用し、「手段主導」で何ができるかを発想し着手するもので、「私は誰か」「何を知っているか」「私はだれを知っているか」の問いかけから始まる。そのあとに〈許容可能な損失〉〈レモネード〉〈クレイジーキルト〉〈飛行機のパイロット〉の4つの原則が続く。→2024/03/26
juneberry
4
エフェクチュエーション入門書として、わかりやすかった。コーぜージョンという目的からの考え方が中心だった企業で、エフェクチュエーションの思考で行った実践が示されていて、可能性の広がりに驚かされた。制限の少ない起業家たちの思考というのも納得できるが、こう言ったエフェクチュエーションの思考を大きな組織でも採用できると、いつになっても先細らず可能性が広がると感じた。2023/11/04
tetekoguma
3
エフェクチュエーションは研究者が見出したアントレプレナーの思考様式の類型ですが深い知見であり、理解するにはガイドが必要と考えています。日本にエフェクチュエーションを紹介した一人である吉田さんが本質をわかりやすく解説した入門書を出されました。現段階では最良の入門書かと思います。著者の人柄が出た素晴らしい一冊です。2023/10/20
hayap
2
今の自分が持っている手札(手中の鳥)を使って、自らの興味関心を前に進めていくという内容には非常に共感した。自分自身もエフェクチュエーション的な動きはしてきたなあと思ったし、これからもその点を意識して内発的動機を満たしていきたいと思った。2024/04/16
ゆ
2
不確実性への対処2024/02/23