新潮新書<br> お客さん物語―飲食店の舞台裏と料理人の本音―(新潮新書)

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新潮新書
お客さん物語―飲食店の舞台裏と料理人の本音―(新潮新書)

  • 著者名:稲田俊輔【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 新潮社(2023/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106110115

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内容説明

レストランは物語の宝庫だ。そこには様々な人々が集い、日夜濃厚なドラマを繰り広げている――。人気の南インド料理店「エリックサウス」総料理長が、楽しくも不思議なお客さんの生態や店の舞台裏を本音で綴り、サービスの本質を真摯に問う。また、レビューサイトの意外な活用術や「おひとり様」指南など、飲食店をより楽しむ方法も提案。食にまつわる心躍るエピソードが満載、人生の深遠を感じる「客商売」をめぐるドラマ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

51
南インド料理店主でインフルエンサーの稲田氏による飲食店オーナー目線エッセイ。飲食店経営者の考え方、いいお店の見つけ方を肩肘張らずに読める。面白かった記述-高評価レビューは定型句に終始する反面に低評価レビューは参考になる、日本人の「どこの国の料理でも食べてやろう」という貪欲さが外国料理日本アレンジを生む、レビューサイトで「老舗有名店の座にあぐらをかいた態度」と酷評されるのは何十年も「その店の日常」だっただけで最近飲食店のサービスがある意味特異、相場1.5倍価格を超えた店の料理クオリティは価格差以上に高い。2024/04/29

なっぱaaua

43
WEBマガジンに連載されていた料理に携わる著者のお客さんの生態や飲食店の舞台裏をエッセイとして纏めたものと言って良いかしら。ラサール→京大→ビールメーカーとの経歴から飲食業界に飛び込んだ著者の切り口が面白いです。特に「代が替わって味が落ちた」というのはやめましょうと言うのに賛同する。先代を讃えるのは良いとしても、そういう時代では無いですよね。自分も独り呑みを好む方なので、店の雰囲気を掴むまではお店や常連との距離感は慎重になります。心許しあえる様になると独り呑みは最高なんですけどね。2023/10/20

たまきら

36
この人の本、レシピ系も経営系もはずれたことがありません。「考える人」というWEBマガジンに連載されていたものをまとめたというこの本は、レストラン経営をされている著者が出会ったお客様&経営者を語っている内容です。ちょっと温かい話もあれば、わけのわからない話もあるんですが、これも不特定な人がやってくる業界ならではで、だからこそドラマに満ちていて楽しめました。私が出会った素敵な人たちのことも思いました。愛ある一冊です。2024/09/06

信兵衛

24
店側の方針、やり方もそれぞれ、客の好みもそれぞれですが、お互いに相手へのマナーを守ることは大切だと改めて感じた次第です。2023/10/27

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

24
著者の修行時代のとある店「お客さん」と言ったら怒られたそう。「お客さま」が正解。「さま」までつけんでええんちゃう、という飲食店オーナーの「お客さん」観察レポート。自身も「お客さん」となり、提供する側とされる側の意識のギャップについて、そこにどんな物語があるのかに触れられている。印象に残ったのは「店を貶めたら貶めた方が恥をかく、みたいな構を構築するしかない」ってとこ。この考え方は汎用性がある。2023/09/28

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