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内容説明
「余白」にこそ価値がある。
聴覚騒音、情報騒音、内部騒音という3つの騒音を静め、
調和や真実、本当の自分にたどり着くための33の方法。
心の静けさを失い、何かに没入する経験を失い、
人生の指針を失いがちな私たちのための、
大切な静寂を得るための実践的な指南書。
世界13ヵ国で刊行。
私たちは騒音や刺激、情報にまみれた皮相な世界を生きている。
しかし、人気のアプリや特効薬、複雑なアルゴリズム、ライフハックが、
あなたの人生の問題や、世界を覆う倦怠感を解決することはない。
静寂の不足を解決し、より良い社会を築くための、静かな感動を呼ぶ書。
目次
第1部 静寂の意味と価値
第1章 静寂が与えてくれるもの
第2章 騒音が増加した理由
第3章 静寂は実在である
第4章 静寂の道徳的側面
第2部 静寂の科学
第5章 騒音と健康
第6章 「頭の中の騒音」を静める
第3部 静寂の精神
第7章 なぜ静寂は恐ろしいのか
第8章 ブッダの教えとイエスの教え
第4部 内なる静寂
第9章 静寂の見つけ方
第10章 束の間の静寂を見つけるための戦略
第11章 恍惚状態の静寂
第5部 みなで静かに
第12章 静かに取り組む
第13章 静かに生きる
第6部 静寂を尊ぶ社会
第14章 静寂のための公共政策
第15章 「黄金の静寂」の文化
静寂の33通りの見つけ方
謝辞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
179
騒音が増え続ける現代社会。座禅や瞑想、日本語会話における間などがなじみ深い日本人にとっては、静寂の大切さはある程度分かっているつもりです。この本は騒音を以下3種類に区分し、最新の研究や世界各地のエピソードを紹介し、静寂の重要性を改めて教示します。①聴覚騒音(文字通り耳に聞こえる騒音:車や周囲の機器の音など)、②情報騒音 (人の注意を引こうとする精神的な刺激:ビジネスメールや広告など)、③内部騒音(自分の意識の内側で起こる騒音:メールやSNSにいつでも返信できるのが常態になってしまうことなど)2024/05/23
あつお
14
静寂の力を再発見する一冊。 ① 本書は、現代社会で失われた静けさの重要性を説く。私たちは常に動き続け、多くを求めるが、豊かな人生に繋がるわけではない。 ② 外からの刺激や内なるノイズにより静寂を得ることが難しいが、それは心を落ち着け、次の行動を良い方向に導いてくれる。 ③ 静寂を得るためには、スマホの通知を切り、自然の中で過ごす時間を増やすなど、刺激を減らす工夫が重要である。2024/09/25
shota
7
サイレンの音が段々と大きくなっている。それは街全体の騒音レベルが上がっているためである。我々のアテンションを取るための社会が作られる中でどうやったら自分の中の静寂を保てるのか、また、なぜ保つ必要があるのかを解説する。そして自分だけでなく、周囲の人間関係、果ては社会そのものを静寂にするにはどんなアイデアが考えられるかが書かれている。読むのに時間かかったが、内なる静寂を意図的に見つけ出す訓練を積みたい。特に「一つの行動を儀式のように丁寧に扱う」は、聴きながら、見ながらが常になった自分に刺さった。2024/06/12
山のトンネル
5
★★★★これは良い。改めて静寂がもたらす効用について聴覚だけではなく、心身の両面から紐解いた1冊。2024/09/14
むつの花
4
騒音には、①聴覚騒音、②情報騒音、③内部騒音(自分の頭の中の騒音)がある。自分が本当に望んでいることを知り、自分が大切にするもの、信じているものと一致させて人生を送るためには騒音を減らす必要がある。2025/07/23