内容説明
著者初の写真+散文集
閑雲野鶴、晴?(カメラ)雨読、計算機自然。メディアアーティスト、研究者、経営者……いくつもの顔をもつデジタル時代の旗手・落合陽一さんが、愛用のライカを手に、日本と世界の風景から、ヌードに至るまで、さまざまな瞬間を切り取った写真と、デジタルと自然のあいだで展開する思考を記録した散文をあわせた豪華本。表紙を飾るのは愛猫のトラ彦。近未来的なデジタルのイメージと、アナログな手触りが共存する不思議な世界が展開される。コロナ禍の日々の貴重な記録でもある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
157
表紙写真が気になり、書店で立読みを試みたところ、パッキングされていたので叶わずでしたが、本日図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。落合 陽一、初読です。 プロカメラマン張りの写真かと思いきや、なんちゃってロバート・キャパ『ちょっとピンぼけ』 と言った感じでした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/81722023/10/02
lily
64
通り過ぎていくものより、自分の半径5m間の愛する場所とものについて、焦点を当てて、もう少し深掘りできたら、もっと心躍っただろうな。思考も価値のピントも敢えて、ボケさせているようで、前戯で終わったじれったさが残った。2023/08/29
tom
18
ライカで撮る風景はこんなふうになるのかと思いながら見た写真集。モノクロはいいなと感じる。ただし、写真集というよりも、文章に写真が添付されてるくらいに文字が多い。おまけに小さい文字。加齢の目にはなかなか辛い。写真集なら文字は少々でよろしいです。そんなふうに思いながらページをめくった写真集。2023/11/27
Koki Miyachi
3
メディアアーティスト落合陽一の写真集。ライカ愛、メディアアーティストとしての価値観などに触れることが出来る。写真家というよりアーティストということが分かる。2023/10/09
kaz
1
著者の知名度、個性はわかるが、とても5,000円の写真集には見えない。そうは言っても、価値を見出した人がいたということだろう。図書館の内容紹介は『デジタル時代の旗手・落合陽一が、日本と世界の風景からヌードまでさまざまな瞬間を切り取った写真と、デジタルと自然のあいだで展開する思考を記録した散文を収録する。「文學界」連載を加筆し単行本化』。 2023/11/16