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内容説明
大学卒業後、就職に失敗し裏モノ系ライターで飯を食う、國やん。いつものように編集長に金をせがむと、突然「西成で1か月生活してルポを書け」と命令され――。金なし、コネなしのクズ男が日本最大のドヤ街で見た光景とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
21
原案執筆のために過ごしてみたのは2018年。マンガで描かれている時代も原案と同じだが、絵にするために再度訪れたのは2022年。危ないイメージがガラリと変わっている。一役を担ったのはYoutuberたちの存在。あらゆる動画をネタにして投稿され、なかでもグルメ系は人気だという。安い飲食店が立ち並ぶ。ちょっと通な「せんべろタウン」。訪れる客も増えている。さも、景気のよいことだろう。日雇いの質も変わっているだろうか?行ってみたい...いや、でもやめておこう。そこに生き、暮らしている人がいる。遊びではない。2024/09/08
新田新一
12
原作者が大阪の西成で経験したことを漫画化した作品。ドヤ街と言われる西成の本当の姿が伝わってきます。この本は表紙で損をしています。内容は表紙に描かれているような不気味で、恐ろし気なものではありません。確かに悲惨な生活が描かれていますが、人間味のあるものです。西成に馴染めず、途方に暮れている主人公を温かく受け入れてくれる見知らずのおっちゃんには、感動しました。西成の今を伝えるコラムも収録されています。YouTuberの紹介により、西成は有名になり、多くの人が訪れるようになったそうで、これには驚きました。2023/09/11
直人
4
今作は國友公司さんという方が“原案”という形で参加しておられる。 主人公は「國やん」という方なんだが,あくまでもモデル,と。 その國友さんの78日間の西成の体験ルポをベースに描かれた作品。 果たしてどの程度のなにが伝えられるんだろう。2023/09/22
祐樹一依
3
【○】ディストピア、という言葉で呼ぶには綺麗すぎる。2024/03/13
たけのこ
3
西成ですごした原案本をもとにして描かれた西成のルポマンガ。今はずいぶんきれいになったという話なのですが、ヤクザや生活保護などマイナスイメージのおおい数年前の西成あいりん地区を舞台にしています。なかなか普通では考えづらい人が序盤からばんばん出てきて驚かされます。2023/09/18