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内容説明
生物の定義である細胞を持たず、自己増殖もしない。一方で、DNA(RNA)をもち、生物の中心原理であるセントラルドグマを利用して増える。ウイルスとは何者なのか? その姿と増え方などの特徴、病原体として感染症を引き起こすしくみ、注目されつつある生物進化とのかかわりをわかりやすく解説。 〈目次〉[第1章]ウイルスは何者なのか?……ウイルスは生物?/ウイルスは何でできている?/ウイルスと細菌のちがい/ウイルスの種類/ウイルスはどうやって増える?/ウイルスとセントラルドグマ 他 [第2章]ウイルスと感染症……感染症とは/感染症を引き起こすウイルス/どう感染するのか?/ウイルスが病気を引き起こすしくみ/天然痘ウイルスとのたたかい/インフルエンザの大流行/コロナウイルス感染症の大流行 他 [第3章]ウイルスと生物進化……ウイルスはどのように誕生した?/巨大ウイルスの発見/ほ乳類の進化とウイルス/ウイルスが生物を進化させた?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
6
ウイルスは生物ではなく物質だと言う。ただ、複製しようという意志があり、細菌の仕組みを拝借するという断捨離思想の持ち主らしい。DNAないしはRNAとカプシドというタンパク質の膜でできている単純な作りだが、このウイルスが生命の進化に多大なる影響を与えてきた可能性を示唆している。生物の概念が曖昧になってしまうが、不足するものは人から借りる、いわゆるレンタル、アウトソーシングまたはシェアか?いずれにしても勝手に細胞に侵入するのだからねえ。億年規模での双利共生をしてきたウイルスと細菌。その起源を知りたくなる2022/06/18
みーさん
2
小学生には難しい章もあるが、過去のパンデミックやワクチンはこうしてつくられる、ウイルスはこうして発見されたなど、わかりやすいところもあった。2023/07/15
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