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内容説明
夏まつりの前の日、神社の境内でサキは夢占いのおばあさんに呼びとめられました。バスケットの中から取り出された一輪の白い花。その花の香りをかぐとサキは不思議な世界の中へ……。そこで亡くなったおばあさんと出会います。 ――美しく心に残る感動絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
13
どこかに咲いていないかな「ゆめの花」。どんな香りがするんだろう。今宵限りの夢とあらば消(け)なば消なましゆめの花・・・。2014/08/23
遠い日
7
夏祭りの前日の神社で出会った占いのおばあさんが、さきにくれた不思議な花は見たい夢が見られるという花。さきの亡くなったおばあちゃんへの残る思いが切ない夢となって現れる。幻想的な絵とやさしいおばあちゃんのことばに、おばあちゃんもまたさきに思いを遺していることがわかる。刹那の夢でも忘れがたい印象を宿す、心というものの不思議が美しい。2014/03/23