- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
舞台は1942年。独ソ戦真っただ中のスターリングラード。美少年・美女・ならず者に食わせ者が敵味方入り乱れる中、「市民の疎開が禁じられた街」を舞台に展開する東部戦線ウエスタンアクション第1巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
venturingbeyond
30
独ソ戦の中でも、突出した地獄の戦場であったスターリングラード攻防戦で、このようなシチュエーションが存在しえたか...、などとツッコむのは野暮というもの。党や赤軍に対する立場ごとの複雑な心境、独ソ双方のロマに対する根深い差別、戦場に駆り出される非スラヴ系兵士の心情、そしてスターリングラードのがれきの山...、描写のここそこに作者の深くて広い時代認識が滲み出ており、読者を唸らせます。次巻以降も楽しみな大活劇です。2023/10/09
さくりや
27
こんな御時世だが第二次世界大戦モノは好きだ。特に共産主義国家とか敗戦国とかがメインで速水螺旋人が描いている漫画が。ナージャやマルチナのような堅物ヒロインのイメージが強かったので、男性2人組の主人公はかなり新鮮。二丁拳銃も頭脳派もかっこいいから良いよね!ストーリーはあくまで淡々と。"お仕事"として戦争している速水さんの作風がやっぱり好きだ。巻末には「螺子の囁き」風味のあとがき。細かーい字でミリタリーメカを紹介する速水さんもやっぱり好きだ。戦争も暴力も諍いも大反対なんだけどね……2023/11/24
みやしん
12
作者の別作品では性別不詳のスパイが出る物があるがこちらは明確に変装と割り切った。命とトリガーが軽い戦争モノは、強かに生き抜こうとする者達の丁々発止があるから読んでいられる。作者は確かにロシアンミリタリーに精通しているが代弁者ではない。現行の戦火に少なからず思うところもあろうが、無理矢理コメントを引きずり出そうとする輩もいるのだろう。2024/01/24
オザマチ
11
表紙やタイトルで期待したものがバッチリ楽しめた。刺さる人には刺さるはず。2024/01/25
A.Sakurai
11
連載開始時にスターリングラード戦を舞台にしたマカロニ・ウエスタン風アクションだという売り文句だった.生きるか死ぬか切実な殲滅戦の中であえてピカレスクロマンってどうするんだと思っていたら,前作『大砲とスタンプ』同様に戦争下での民衆という視点を強く持ち込んでいる.ネタが下級兵士や市民をベースにしているので,解決こそ主人公たちやくざ者によるアクションだが,戦場の悲惨さとの同居に成功しているように見える.2023/10/04
-
- 電子書籍
- 不器用な唇 One more kiss…
-
- 電子書籍
- The Funky Galaxy