内容説明
ユング心理学には不安な時代を生き抜く知恵が隠されています。失敗を変化のチャンスにする(個性化)、内なる住人の声を聞く(夢分析)、自分のありようを知る(タイプ論)――。一人ひとりにそっと寄り添う「やわらかい心理学」を日常に生かす方法がわかります。スイスのユング研究所から帰国したばかりの気鋭のユング派分析家が、知識ゼロでも読めるユング心理学の基礎と最新研究を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れい
6
【図書館】精神医学とユング心理学は、理論体系が異なるので、精神医学で何か診断されている人がユング心理学では別の言い方になることもあり得る気がする。時間もお金もかかるので、ユング派の心理面接が保険適応になることは想像がつかない。本当の意味でケアされる、私が内なる私をいくつも発見してそれらに意味付けしたり統合されていくことによって、別の私に変化していく。横でそれを見守るのがユング派の心理士ということになるのではないかと感じた。時代の流れとは逆行しているのかもしれないけれど、本来は皆が必要な心の棚卸し。2024/03/07
4
エピローグでも書いてあるとおり、この本はユング心理学の用語を淡々と解説するというよりは、著者自身の物語を通して理解を促しているということ(が多い)です。というのも、ユング心理学の本質は、何らかの"本来的な"人間像を志向するというのではなく、個人個人が進むべき人生の方向を納得できること―夢分析などによって無意識を"掘り起こして"意識化しながら「自己」を拡大していくこと―だからです。(コメントに続く)2024/02/21
あ
2
MBTIは型にはめないでほしいという気持ちと、診断結果をアイデンティティとするのは思考停止だろうという気持ちがあってあんまり好きじゃなかった。けどタイプ論理のところで自分に足りていないところを伸ばしていこう(意訳)とあって腑に落ちた。 鋼の錬金術師が大好きなので出てきて嬉しかった。 ゆっくり自分をわかっていきたいな〜。2025/05/04
言いたい放題
2
読むだけでどこか気持ちが軽くなる。私も英語とドイツ語ができたらユング研究所に行ってみたいなって思った。著者が羨ましい。2023/09/06
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/a618eefd-2fd7-4d45-a315-5c3c85e6f1fe2025/07/06