岩波新書<br> 新・金融政策入門

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岩波新書
新・金融政策入門

  • 著者名:湯本雅士
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 岩波書店(2023/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004319801

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内容説明

基礎編では金融政策とは何か,波及過程,財政・為替政策との関係,中央銀行デジタル通貨までを丁寧に解説し,政策編ではFRB,日銀などの世界の中央銀行の政策運営の変遷を解説,吟味する.二〇二三年四月,日銀史上最長の黒田日銀を引き継ぎ,新レジームが発足した.初学者から今後の日本経済を占うためにも必携の一冊.

目次

はじめに
第一部 基礎編
第一章 金融政策とは何か
金融政策とは
通貨と金融
金融政策の運営主体
金融政策の目的
金融政策と実体経済の関係
金融政策と物価・賃金の関係
〔コラム〕「星の王子」が語ること
第二章 金融政策の波及過程
金利の変化を経由するチャネル
中央銀行のバランスシートの変化を経由するチャネル
期待への働きかけ(フォワード・ガイダンスないしはコミュニケーション戦略)
第三章 金融政策と財政政策
金融政策と財政政策の関係
財政の構造と収支の現状
財政赤字のファイナンス
財政ポジションの悪化をどう考えるか
財政ポジション改善の努力
「物価水準の財政理論」
財政政策と金融政策の境界線
〔コラム〕d luge apr s moi
第四章 金融政策と為替政策
国際収支の構造と為替相場の関係
金融政策と為替相場の関係
第五章 中央銀行デジタル通貨(CBDC)について
第二部 政策編
第六章 FRBの政策運営
1 バーナンキ議長の時代(2006~2014)――金融緩和の推進と正常化への努力
2 イェレン議長の時代(2014~2018)――金融正常化の道筋の模索
3 パウエル議長の時代(2018~)――金融正常化の中断と再開,その加速と減速
補論(1) 金融政策の長期的目標とその実現手段
補論(2) 金融政策がFRBの収益に及ぼす影響
第七章 ECB(欧州中央銀行)とBOE(イングランド銀行)の政策運営
1 ECB
2 BOE
〔コラム〕他山の石
第八章 日本銀行の政策運営
1 前史
2 速水総裁(1998~2003).福井総裁(2003~2008)の時代
3 白川総裁(2008~20013)の時代
4 黒田総裁(2013~2023)の時代
補論 金融政策の運営と日銀の財務内容
参考文献
おわりに
資料(2) 黒田総裁下における量的・質的金融緩和政策の軌跡(2013年4月~2023年3月)
資料(1) FRB―金融緩和政策の推進と金融正常化への足どり(2023年3月31日現在)
用語リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

9
未消化ながら一点。日銀の金融政策の意図を解説することに力点が置かれているが、著者が日銀OBのためなのか、古巣のこれまでの政策を追認することが多く、反省や批判があまり見られないのが気になった。本当にそんなに上手くやってきたのだろうか、と素人のわたしは疑問に思う。2024/04/07

しゅー

7
★★★とても良い入門書だった。適度に歯ごたえがあり、直近の状況までカバーしている。MMTのように極端な学説や、俗説・妄説の類についても丁寧に答えているのがありがたい。それにしても経済の不調を全て日銀の責任に帰するかってのバッシングは何だったんだろう。誰かノンフィクションで背景を描いてくれないだろうか。2023/09/26

のら

4
良書。金融政策の基礎理論と実践を中立的にバランスよくまとめられている。ただ金融政策自体が難しいため、入門と謳いつつ本書のレベルもやや高め。金融政策について最低限の知識を持った方が情報を整理するには最適の1冊。2023/10/30

Kooya

4
金融政策の基礎知識と日米欧の金融政策史を論じた本。入門書ではあるものの、内容は相応に高度である。著者は基本的に「内生的貨幣供給論」に立脚して議論を展開しており、私自身も似たような考えを持っているため、非常に納得できる。また、中央銀行が金融緩和の出口戦略で国債売却を避けたい理由や、中央銀行の財務悪化が与える影響といった少々込み入ったテーマについても明快に論じている。そのため、ある程度金融について学んだ人が金融政策の基礎知識並びにその歴史を手短に復習するために読むべき本だと思った。2023/10/11

青雲空

3
増税では到底足らない軍拡、底の抜けたバケツ状態のフクイチ。結果として無駄遣い財政拡張を推進するキシダ政権。やがて引き締めに入らざるを得ない日銀が実際に引き締めに入った途端、金融市場の叛乱が始まるだろう。2023/09/02

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