苔三昧 - モコモコ・うるうる・寺めぐり

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苔三昧 - モコモコ・うるうる・寺めぐり

  • 著者名:大石善隆
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 岩波書店(2023/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000063142

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内容説明

凛としたウマスギゴケ,ふさふさのヒノキゴケ,透き通るようなコツボゴケ…….ただの緑のじゅうたんと言うなかれ.大自然が凝縮された「お寺の庭」は,知られざるコケの宝庫だ.全国津々浦々,選りすぐりのコケ庭とともに,約40種のコケたちの個性ゆたかな素顔を紹介.お寺に行ってコケを見る,前代未聞のコケ入門.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

第I部 実践篇
1 コケとコケ庭への招待
足を止めて眺めてみると……/ようこそ,コケ庭へ
2 コケ庭のコケを見てみよう!――オールスター・コケ図鑑
コケ庭とはこういうもの/コケ庭のコケ図鑑
〔クイズ〕緑のじゅうたん大集合!
3 コケ庭入門
コケ庭にもいろいろ/コケ庭はどこにある?
〔コラム〕コケ庭プチ辞典
4 コケ庭に行ってみよう!――選りすぐりのコケ庭ガイド
一緒にコケ庭めぐり/全国のコケ庭ガイド/全国コケ庭MAP
〔コラム〕コケが静寂をつくりだす
〔コラム〕世界中(?)で愛されるコケたち
第II部 解説篇
1 コケって何?
コケという植物/コケの体を見てみよう/コケの3区分/美しさの秘密/その形にはワケがある/コケの人生いろいろ/コケはどこに生えている?
2 日本人とコケ
世界的コケ大国・日本/古く長いお付き合い
3 コケ庭のたどった道
お庭の歴史とコケ/京都から全国各地へ/庭園はコケのオアシス/絶滅危惧種のゆりかご
4 お庭の中のコケの暮らし
どこからお庭にやってきた?/気難しいコケたち/静かな庭の熾烈な争い/困ったときの助けあい/出逢い/盛者必衰の理
5 コケ庭散策のすすめ
コケと出会う6つのポイント/コケ庭のマナー――忘れてはならないこと/おわりに
あとがき
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びぃごろ

16
全国各地のコケ庭を巡っての執筆!う~ん是非荷物持ちとしてお伴したかったw この本を読んで「あぁ明日にでもすぐ行きたい」とお尻がむずむずしてしまう。今が新緑で見頃の時期なのです。さぁどうする!2015/04/30

おおた

9
苔は何百・何千と種類があるので、あらかじめ調べられて多様性もある苔寺で苔に入門すべし、というコンセプト。なるほど、とは思うが、関東それも東京近辺はなかなか難しい。大気に問題があるのももちろん、本書に書かれている「霜柱は苔を地面から浮かび上がらせるので成長を阻害する」という指摘には深く納得。地元は田舎だが苔の印象があまりないのは、そういうわけかも。カラーページが多く、豊かな苔の庭の美しさがひしひしと伝わってきます。地方の苔の名所を訪ねて旅がしたくなる一冊。2015/05/28

ぷれば

7
まるごと苔の本。寺社仏閣でよく見かける緑のじゅうたん的な認識しかなかった苔に、ゴメンナサイしたくなるほど、苔知識と苔愛がぎっしり。遠くからざっくり眺める全体図と、ルーペなどで接近して見る拡大図。全国各地の苔庭ガイド、苔の生態、歴史、文化などなど、なかなか読みごたえがありました。なんといっても「苔のむすまで」と、日本国歌にまで登場する苔さま(苔むす=悠久の時間のたとえ)。苔庭訪問した折りには、じっくり見てみようと思いました。2015/07/16

やま

7
一見どれも同じように見えるコケも、知れば知るほど奥深いです。緑色のフワフワ感が好ましく思えてしまいます。コケ + コケ庭 についての本です。ちょっとコケについての見方が変わってきました。2015/06/10

のり

7
苔に興味を抱いたのは、友人が苔玉を作っていたのを見たときから。渋い趣味の世界という印象でしたが、道端だけでなく日本庭園の苔の風情を味わえるようになりたいと思えました。苔庭めぐりしてみたいです。2015/05/24

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