内容説明
老境に差し掛かるころには、人の「深み」の差は歴然と表れる。そして深みのある人は周囲から尊敬を集める。だが、そもそも深みとは何なのか。「あの人は深い」と言われる人が持つ考え方や習慣とは。深みの本質と出し方を、人気教授が解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
64
深みという言葉には、いいイメージを持っている。そこに至る時間だけなく、その精神性に惹かれるのが正直なところ。果たして自分は。。。などとは、考えない。それは、自分が判断することではなく、周囲が判断すること。何気ないところに、それを感じる時がある。広さとも違う概念だと思う。そして、謙虚さもあると思う。2023/12/05
ロクシェ
23
評価【◎】「結晶性知能」をさらに深堀りしたもの=「深み」について書かれた新書。本書を読み終えた私の解釈は、「その人からしか聞けない(一家言を含む)話を複数持つ人」が"深みのある人"です。イメージとしては『ライオンのごきげんよう』のサイコロトーク。6面サイコロを振り、出た目に書かれた「○○な話」をゲストが話すコーナーですが、これこそまさに「その人からしか聞けない話」でしょう。内省の結果、私には「カラオケでラップを歌ったら人気者になった話」「SNSで顔文字を多用するようになったきっかけの話」などがありました↓2023/09/15
チャー
19
年齢を重ねるにつれ過ごした時間は増すが、相応の内面を有するかどうかは人それぞれ。本書は著者が考える内面的な深みを増す人々の考え方が記されている。世の中には深みがあるものが無数にあるが、それらを感じ取れるかどうかは受け取り側の感受性にもかかっているという指摘はなるほどと思う。意見を戦わせれば互いに気付くものが得られるという視点は、衝突に怯えずその先に得られるものがあるという前向きな気付きを与えてくれる。すぐに手に入るものは失うのも早い。即物的なものに気を取られすぎて浅くならないように気を付けることが肝要。2024/04/20
rigmarole
14
印象度B+。表題にはありませんが中高年を対象にした内容です。私の印象としては、「あなたはせいぜいこの程度の人だろう」と読者を若干見下している嫌いがあります。主旨から言ったら、私にはこの本は不要でしょう。自惚れかもしれませんが、本書で提唱している程度の「深み」は既に持っているかと。しかし、例えば最初の方で井上尚哉を本書で知ってYouTubeでハマりましたし、最終章の7人の著名人の言葉や生き様はためになりました。このように、個々の事例に関しては収穫。残りの人生、可能な限り自分を更に深くしていきたいと思います。2025/04/13
まゆまゆ
11
年齢を重ねないとたどり着けない「深み」のある人をテーマに行動や考え方を紹介していく内容。独特の魅力であるこの深み、とは過去の失敗や経験を乗り越えてきた証でもある。若い頃の恥や悔しさといった経験が未来の自分の糧になる。2024/02/14
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