単行本<br> 竜ちゃんのばかやろう

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単行本
竜ちゃんのばかやろう

  • 著者名:上島光【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2023/08発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041138595

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内容説明

本書は、お笑い芸人・上島竜兵さんの妻・光さんによる書き下ろしエッセイです。
2022年5月10日、なぜ”竜ちゃん”は死を選んだのか――。亡くなる直前、ちょっと様子が不安定になっていた竜ちゃん。気づいていながらも、助けることができなかった悲しみ、悔しさ、無力感……。自分はいったいどうするべきだったのかと、今なお葛藤する心の内を初めて明かしました。
心に沸き上がる竜ちゃんへの「怒り」を赤裸々に綴りながらも、どうしても憎めない”竜ちゃん”と過ごした日々を振り返ります。抱腹絶倒の珍エピソード、そしてほろ苦い思い出。脳裏に浮かぶのは、竜ちゃんの小心で自分勝手で、でも人にとことん優しく、繊細な実像でした。

また、竜ちゃん他界後数か月、体調不良に襲われ、発覚した乳がん。重なる不幸を恨みながらも、ひとりで挑んだ心細くつらい闘病生活でしたが、親族や友人に支えられながらなんとか乗り越え、今を懸命に生きています。

「前向きな今日と後向きの昨日が繰り返す、悲しみと、とまどいの日々の中、私がどうやって今日まで過ごしてきたか。そして、自分勝手だけどキュートで繊細だった、私の大切な旦那様の話を、記憶が無くならないよう、忘れられないよう、思い出をかみしめながら書き記しておこうと思います」(本書『はじめに』より一部抜粋)。

◆◆本書目次◆◆
第1章 涙と笑いに包まれた葬儀
第2章 出会いと結婚、別れの日
第3章 夫婦の日々と志村けんさん
第4章 芸人仲間に支えられた「竜ちゃん」
第5章 「竜ちゃん」の後始末
第6章 終わりなき悲しみの向こうへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

92
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなってもう2年になるか。この本は彼の奥さんが思い出を綴ったもの。亡くなる前にはかなり気を病んでいたみたいだ。テレビでみていた彼と彼女だけのときは彼が寂しがり屋でいいカッコしたいという面もあったという。普段にぎやかで元気な人ほど心が傷つきやすいのかもしれない。図書館本2024/07/14

nonpono

87
夜に読むのはやめようと思い、朝に読む。カラオケのPVで友達のやっくんが歌ってくれた、ケツメイシの「友よ」が傑作すぎて泣ける。ダチョウ倶楽部主演。「何十年先も友達でいようよ」、ダチョウ倶楽部のおでんのあのコントが、3人の若い時の写真が泣かせるような意図じゃないから、泣かせる。コロナ?、志村さんの不在?、年齢?、何が彼を駆り立てたのか。竜兵会の飲み会、楽しそうだったのに。無理してでも奥さんは通院させるべきだったのか。お酒と睡眠薬がなければ眠れなかった竜ちゃん。有吉の復活には竜ちゃんだよ。ご冥福をお祈りします。2025/04/20

J D

71
 旅の帰りに読む本がなかったが、これを電子で購入していたことを思い出し読んだ。竜ちゃんは、売れる前から好きだった。植木等の次に好きだった。ダチョウ倶楽部に欠かせない竜ちゃん。もうあれから2年も経つのに「聞いてないよー」、「押すなよ!押すなよ!」がテレビから聞こえてきそう。初めて出したCD「ダチョウダンス」もすぐ買って何度も聴いて笑った。竜ちゃんが「寅さん」を好きだとは知らなかった。私も寅さんは大好き。同じだけど、やっぱ自分から死を選んだらダメだよね。竜ちゃん、死んだらだめだよ!そんな思いで読み終えた。2024/08/13

D

54
悲しくなってしまって何度も中断してしまった。やはり、精神的に追い詰められていたのかと……あんなにたくさんの人を笑顔にした芸人さんが……病識がなかったから、そのまま無理をしてしまったんだろうなと思うとやりきれない。奥さんの悲しみが読んでいてストレートに伝わってきて、本当に心が苦しくなった。2025/08/03

メタボン

52
☆☆☆★ 自虐的な芸が私も大好きで、自分にも似ているところがあるなと共感していた上島竜平の自死はショックだった。こんなに竜ちゃんのことを理解してくれている奥さんがいるのに、勝手に旅立つなんて、竜ちゃん、あんたは本当にばかやろうだ。お酒と睡眠導入剤の長年の服用が鬱病の遠因なんだろうけれど、やはり大敬愛する志村けんのコロナ死が、最も大きなきっかけとなったんだろうな。ヒーちゃん(光さん)には、竜ちゃんの分まで、穏やかで幸せな人生を過ごしてほしい。 2024/01/08

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