単行本<br> 竜ちゃんのばかやろう

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単行本
竜ちゃんのばかやろう

  • 著者名:上島光【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2023/08発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041138595

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内容説明

本書は、お笑い芸人・上島竜兵さんの妻・光さんによる書き下ろしエッセイです。
2022年5月10日、なぜ”竜ちゃん”は死を選んだのか――。亡くなる直前、ちょっと様子が不安定になっていた竜ちゃん。気づいていながらも、助けることができなかった悲しみ、悔しさ、無力感……。自分はいったいどうするべきだったのかと、今なお葛藤する心の内を初めて明かしました。
心に沸き上がる竜ちゃんへの「怒り」を赤裸々に綴りながらも、どうしても憎めない”竜ちゃん”と過ごした日々を振り返ります。抱腹絶倒の珍エピソード、そしてほろ苦い思い出。脳裏に浮かぶのは、竜ちゃんの小心で自分勝手で、でも人にとことん優しく、繊細な実像でした。

また、竜ちゃん他界後数か月、体調不良に襲われ、発覚した乳がん。重なる不幸を恨みながらも、ひとりで挑んだ心細くつらい闘病生活でしたが、親族や友人に支えられながらなんとか乗り越え、今を懸命に生きています。

「前向きな今日と後向きの昨日が繰り返す、悲しみと、とまどいの日々の中、私がどうやって今日まで過ごしてきたか。そして、自分勝手だけどキュートで繊細だった、私の大切な旦那様の話を、記憶が無くならないよう、忘れられないよう、思い出をかみしめながら書き記しておこうと思います」(本書『はじめに』より一部抜粋)。

◆◆本書目次◆◆
第1章 涙と笑いに包まれた葬儀
第2章 出会いと結婚、別れの日
第3章 夫婦の日々と志村けんさん
第4章 芸人仲間に支えられた「竜ちゃん」
第5章 「竜ちゃん」の後始末
第6章 終わりなき悲しみの向こうへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

79
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなってもう2年になるか。この本は彼の奥さんが思い出を綴ったもの。亡くなる前にはかなり気を病んでいたみたいだ。テレビでみていた彼と彼女だけのときは彼が寂しがり屋でいいカッコしたいという面もあったという。普段にぎやかで元気な人ほど心が傷つきやすいのかもしれない。図書館本2024/07/14

メタボン

49
☆☆☆★ 自虐的な芸が私も大好きで、自分にも似ているところがあるなと共感していた上島竜平の自死はショックだった。こんなに竜ちゃんのことを理解してくれている奥さんがいるのに、勝手に旅立つなんて、竜ちゃん、あんたは本当にばかやろうだ。お酒と睡眠導入剤の長年の服用が鬱病の遠因なんだろうけれど、やはり大敬愛する志村けんのコロナ死が、最も大きなきっかけとなったんだろうな。ヒーちゃん(光さん)には、竜ちゃんの分まで、穏やかで幸せな人生を過ごしてほしい。 2024/01/08

TATA

49
どう考えてもお笑い芸人って大変な仕事。自分を削って、人とたくさんのコミュニケーションをとってやっと危うくバランスが取れるそんな仕事なんだろな。大尊敬する師匠が亡くなり、コロナの中で人とコミュニケーションできなくなってメンタルへの影響はいかばかりか。それでもやっぱり残された人のことを思えばうまく表現できない。みんなに愛された上島竜平さん、その中でも一番側にいらした奥様だから言える「竜ちゃんのばかやろう」、胸に迫ります。2023/10/29

竹園和明

46
上島竜兵の取る笑いは他の芸人さんにはない類のものでした。バカバカしくも愛らしく、無芸ながら多芸。居るだけで笑わせてくれる芸人さんて他に思いつかないでしょう。その竜ちゃんの奥様が綴った竜ちゃんとの日々。独特の生死感を持つ一方、子供のように奥様に甘える相反する感性を併せ持つチャーミングなオッサン。大物芸人多かれど、自分は竜ちゃんが一番好きでした。あのくるりんぱが生む空気と笑いは竜ちゃんしか作れないもんね。大師匠だった志村けんさんの死やコロナ禍が竜ちゃんを追い込んでしまった。それにしても早すぎだよ竜ちゃん😢。2023/10/29

ばんだねいっぺい

39
ゲラゲラ笑い転げて見ていた神様みたいな竜ちゃんもやっぱり人の子だったとあらためて、思った。弔問に訪れた人たちは、それぞれどんな言葉を手向けたのだろう。竜ちゃんが神様ならば、奥さんの光さんは、孫悟空にでてくるお釈迦様みたいで、器が大きくて 、涙が出る。2023/09/25

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