内容説明
創造と共に循環を
廃材・廃棄物に新しい価値を発見すること。既に身の回りにあるモノに工夫を加えて活用すること。自らの手でモノをつくる喜びや楽しさ。「クリエイティブリユース」は、見捨てられているモノを観察し、想像力と創造力によって再び循環させることです。10年間売れ続けたロングセラー、待望の「増補版」が電子書籍化。
【著者】
大月ヒロ子
目次
第一章 クリエイティブリユースとは何か
第二章 世界のクリエイティブリユース・ガイド
第三章 実践編「とびらプロジェクト」
中台澄之「使い方を創造し、捨て方をデザインすること」
田中浩也「リペアデザインとデジタルファブリケーション」
山崎亮「リユースとコミュニティデザイン」
とびらプロジェクト「廃材がつなぐコミュニティ」
第四章 実践編「IDEA R LAB」
コラム 伏見唯「裏倉敷・玉島―裏面の街並みを読む」
第二章増補
第四章増補
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さのかずや
2
「街のクリエイティブリユース」を考えたとき、歴史のある街の方が文化の蓄積があっていろんな利用の方法があると思うけど、僕の地元の北海道でやろうとすると歴史が浅いからちょっと難しい面もあるんだろうな、と思った。北海道かえっていろいろ探してみたくなった。2014/01/16
Lisa Tada
1
私は絵を描いて展覧会もします。でも子供の時から、物を捨てずに再利用できないかと工夫して工夫して、生きてきました。今、古着の再利用を提案する展覧会を考えていて、準備しています。読んで勉強になりました。また、倉敷に住んでいた時期もあるので、大月さんのラボに飛んでいきたい!気持ちになりました。2021/07/28
Sanchai
1
前半の事例の羅列が冗長だなと思ったが、リユースの定義が僕自身が考えていたことよりもはるかに広いというのがわかった。中台さんと山崎さんの講演録のあたりから徐々に理解しやすくなっていった。2019/08/04