ポプラ文庫<br> 天の雫 鳳の木

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ポプラ文庫
天の雫 鳳の木

  • 著者名:喜咲冬子【著】/結布【イラスト】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • ポプラ社(2023/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591178690

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内容説明

八穂島は東、天壺国において薬の技術を守る場所、鳳山。そこでは、薬草への鋭い感覚を有する小さく短命な種族「雛子」が、生涯を薬道に捧げて生きていた。 雛子の中でも優れた能力を持つイトナは、薬師を助ける特別な存在である「匙子」……それも、鳳山の主である斎宮にして王族の娘・未央の匙子に任命される。未央の悲願は「一を癒し、一を殺す」と言われる伝説の秘薬「天の雫」を復活させ、その権威をもって、東方の国々の混乱を鎮めること。イトナは未央の考えに賛同し、力を尽くすことを約束した。 隣国の日向国も巻き込んで、熾烈になる戦。それを先導していると思われる日向国王子・安曇や、彼と対立する異母兄弟・六連の存在。イトナは天の雫を巡って、大きな歴史の流れに巻き込まれ、やがて国の深部へと踏み込んでいく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
薬草への鋭い感覚を有する「雛子」が、生涯を薬道に捧げて生きる鳳山。戦により混迷が深まる中、雛子の中でも優れた能力を持つイトナが雫を巡る争いに巻き込まれてゆくファンタジー。斎宮にして王族の娘・未央の匙子に任命され、彼女のために力を尽くすことを決意するイトナ。隣国の日向国も巻き込んだ熾烈な戦。日向国王子・安曇や対立する異母兄弟・六連の存在。そして雛子と天の雫を巡る真実。新事実が明らかになるたびに、果たして誰を信じるべきか何度も心揺さぶられながらも、最後まで信念を貫き通してみせたその結末が印象的な物語でしたね。2023/08/03

ぐっち

18
鳳山の雛子・イトナは、斎王・未央の匙子になることに…。 幼女が強く生きていく話かと思って手に取ったのに、予想外の展開に。一見特殊な設定だけど、選ぶべきは何か、考えさせられる。2023/12/23

ミヤビ

13
薬草を扱う能力に長けている短命な「雛子」のイトナは、薬師を助ける特別な存在である「匙子」となり、「一を癒し、一を殺す」と言われる伝説の秘薬「天の雫」を巡る争いに巻き込まれる。 1巻で終わらすには勿体ないほどの重厚な世界観。短命である雛子と匙子の一生が切ない。けれど、命の尊さや誰かを想うことの儚い美しさが描かれていて、読後は胸がじんわりとあたたかくなった。未央とイトナは、友情や家族を超越するような深い繋がりが感じられて、シスターフッドともまた違う関係性。物語に入り込めた時の高揚感はファンタジーの醍醐味。2023/07/20

灰音

6
ゲラ読み。 平和だった世界が一気に覆され進んでいく 後半に物語が一気に急加速、衝撃の真実が徐々に溢れでる 新しい形の世界観と人種のあり方に惹かれた たくさんファンタジー読んできたけど、読んだことない形のファンタジーだった2023/07/10

miketan

2
歴史ファンタジー物と思って期待して読んだが、一冊に収めるにはちょっと、盛りだくさん過ぎたかな。 どの人物にも思い入れが中途半端なまま、読了。 次回作に期待。 2023/12/31

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