立東舎<br> 木精(乙女の本棚)

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

立東舎
木精(乙女の本棚)

  • ISBN:9784845639106

ファイル: /

内容説明

*この電子書籍は固定レイアウト方式で作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末での閲覧に適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

人気シリーズ「乙女の本棚」第34弾は、文豪・森鴎外×イラストレーター・いとうあつきのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

呼べばいつでも木精の答えないことはない。

暖かい野の朝、谷間で「ハルロオ」と呼び、木精の答を聞く。それがフランツの楽しみだった。

森鴎外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで知られ本シリーズでは横光利一『春は馬車に乗って』を担当するイラストレーター・いとうあつきによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

67
『乙女の本棚』シリーズ33冊目📚森鷗外、挿絵は「いとうあつき」さん(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)子供の頃は、あたりまえにあったものが、大人になった今は別の子供たちのものに…絵本のような挿絵と物語が素敵な作品。2023/11/10

優希

46
木精は子供の頃しか聞こえないものなのでしょうか。絵本のような物語になっています。2023/11/23

ちえ

37
森 鷗外の短編。教科書に載るような話しか読んでいなかったから、こんな話も書いているのかと新鮮だった。「乙女の本棚」は絵とのコラボが魅力。いとうあつきさんの絵はお話とマッチした素敵な絵。初めて見る気がすると思ったら同じ「乙女の本棚」の『春は馬車に乗って』の方。こちらもとても好みでした。2023/12/19

羽雪*hane**

32
名作のリミックスというコンセプトの「乙女の本棚」シリーズ第34弾、タイトルと装丁で即買い。原作は未読で木精の読み方も読み始めて初めて知ったけれどとてもスムーズに読み進めることができて、名作の魅力を知る最高のきっかけになった。2023/09/10

クラムボン

31
ブロンドの髪を持つフランツ少年は、谷間を隔てて屏風のようにそそり立つ巌に向かって高音で「ハルロオ」と呼ぶ。暫くするとコントラバスのような声で「ハルロオ」と答える。鴎外は「これが木精(こだま)である。」と書いている。私には此処だけで既にいくつもの不思議がある。山で叫ぶのは「ヤッホー」で、返るのは「やまびこ」。超低音で聞こえるかな⁈ 「こだま」の漢字変換では「木霊・木魂」だし…。鴎外はドイツ通なので、この言葉や現象が明治期の西欧通の人々の常識なのかな? 物語の内容以上に、それらのことが気になってしまった。2024/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21395735
  • ご注意事項

最近チェックした商品