内容説明
毎日、芝や土の表情がちがう。もしかして生きてる!? グラウンド整備のスペシャリストが話す甲子園球場の芝と土と雨のとってもすごい話。甲子園球場の内野、外野の構造や、1年間の芝と土の整備の流れがまるわかり。甲子園球場の未来のあるべき姿とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
81
分類783。子供向けお仕事ノンフィクション。ふりがなあり▽兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場は2024年8月で100周年を迎える。甲子園球場のグラウンドキーパーを務める阪神園芸の金沢さんが自身の仕事について語る▽夏になると高校球児たちが青春の汗を流すあの球場。負けたら「甲子園の砂」を持って帰る、という印象でしたが、最高のコンディションで選手を迎える裏方の仕事はまさに職人技です。野外グラウンドであることから、芝と水分の管理が大変だそうです。また違った目線でグランドを見てみたくなりました。2023.8刊2024/10/04
chimako
74
『甲子園の神整備』の同じ著者の児童向けの本。児童向けだけれど、かなり詳しく専門的な事も分かる。甲子園の水捌けの良さのわけ、芝が一年中青い理由、雨と甲子園の関係、グラウンド整備の機械、手作りのトンボ など興味深い。プロ野球選手だけでなく高校球児の憧れの場所として、選手が怪我をしないように、なるべくイレギュラーしないようにと考えられた整備方法。頭が下がります。今年はまだこれからクライマックスシリーズ、日本シリーズを控えております。よろしくお願いいたしますm(_ _)m2023/09/30
ざるめ
16
阪神ファンではないけれど、阪神園芸ファンなのよ(*´∀`)♪そんな私が布教活動…いや、普及活動をしたい一冊(°▽°)この本でブックサンタしようかなぁ(*^-^*)2023/12/16
うー
15
理想のグラウンドは質のよい泥団子😀ラインを素早く真っ直ぐ引くコツ、トンボがけを上手にするポイント…グラウンドを使うスポーツをする子にとても分かりやすい。雨よけシートをグラウンドに張るか否かは、プロ野球なら阪神球団、高校野球なら高野連と主催新聞社の判断だというのに驚く。2023/09/22
Midori Matsuoka
13
著者の金沢健児さんの肩書は「阪神園芸グラウンドキーパー」。阪神甲子園球場のグラウンド整備をする人が書いたノンフィクション。 野球自体あまり興味のない分野だったのでグラウンドの土や芝に注目することなどなかったけれど、この本を読むとグラウンドに注目してしまう。野球好きな人にはおすすめ。 世の中には色んな仕事があって、色んな人が支えている。表での活躍だけじゃない、舞台裏での活躍を知ることができる一冊。 天気にも左右されるし、時間との闘いもある。一筋縄ではいかないグラウンドとの付き合いにプロの職人技を垣間見た。2024/07/30