内容説明
毎日、芝や土の表情がちがう。もしかして生きてる!? グラウンド整備のスペシャリストが話す甲子園球場の芝と土と雨のとってもすごい話。甲子園球場の内野、外野の構造や、1年間の芝と土の整備の流れがまるわかり。甲子園球場の未来のあるべき姿とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
74
『甲子園の神整備』の同じ著者の児童向けの本。児童向けだけれど、かなり詳しく専門的な事も分かる。甲子園の水捌けの良さのわけ、芝が一年中青い理由、雨と甲子園の関係、グラウンド整備の機械、手作りのトンボ など興味深い。プロ野球選手だけでなく高校球児の憧れの場所として、選手が怪我をしないように、なるべくイレギュラーしないようにと考えられた整備方法。頭が下がります。今年はまだこれからクライマックスシリーズ、日本シリーズを控えております。よろしくお願いいたしますm(_ _)m2023/09/30
まるぷー
20
図書館の児童書コーナーから。文字も大きく漢字にはフリガナが付いていて読みやすい。阪神園芸の施設部長の著者が甲子園球場の秘密とグランド整備のノウハウを書いている。2月から10月までのタイガースのオープン戦及び公式戦と春と夏の高校野球のために、選手が怪我もなく快適なプレーができるように願いながらグラウンド整備をするプロの秘技に感服する。甲子園球場は水はけの良い黒土と砂の混合の内野グラウンド、天然芝の美しい外野グラウンドを持つ日本一の球場で有名だが、その裏には阪神園芸さんの様々な工夫と努力が伺い知れた。2023/08/15
ざるめ
15
阪神ファンではないけれど、阪神園芸ファンなのよ(*´∀`)♪そんな私が布教活動…いや、普及活動をしたい一冊(°▽°)この本でブックサンタしようかなぁ(*^-^*)2023/12/16
うー
13
理想のグラウンドは質のよい泥団子😀ラインを素早く真っ直ぐ引くコツ、トンボがけを上手にするポイント…グラウンドを使うスポーツをする子にとても分かりやすい。雨よけシートをグラウンドに張るか否かは、プロ野球なら阪神球団、高校野球なら高野連と主催新聞社の判断だというのに驚く。2023/09/22
ねこ
5
甲子園球場は日本一プレイがしやすい球場であることを初めて知った。このグラウンドの状態をコントロールし、維持しているグラウンドキーパーの話。水はけと水持ちの絶妙なバランスをどう保つか。かなり奥深い。子ども向けのグラウンド整備の方法も巻末にあるので、野球をやっている子どもたちにおすすめ。2023/12/13