内容説明
2016年米大統領として初の広島訪問を果たしたオバマ氏との抱擁で知られる森重昭氏は8歳で被爆。一命を取り留めた。会社勤めをしながら、原爆投下時、米兵捕虜12人が被爆死した事実を知り、その遺族を突き止めた。核の前に「敵も味方もない」との一心から遺族探しと慰霊に捧げた半生を妻・佳代子氏とともに語り尽くす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takucyan1103
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【IG図書館 ★★★★】▽今からお話をしますことは、今より77年も前の話でございます。原爆で亡くなった、米兵捕虜の話を中心にいたしますので、そのつもりでお聞きいただきたいと思います。2023/08/26
ともみ
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どんなに平和、平和と叫んでも戦争が亡くならないことに虚しさを感じる今日このごろ…ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の情報が放送さることが多くなったことで、戦争を考えるようになった。子供の頃は戦争の話を聞くことや学ぶことが嫌だった。怖くて、避けたい内容だったが、ふと広島・長崎で投下された原子爆弾のことを考えるようになり、この本を手に取った。原爆のことは子供の頃一番恐怖を感じ、学校にある資料もろくに見れなかった。もしもタイムマシーンかできたなら、核兵器を持つ国は目を逸らさずに当時の光景を見てほしいものだ。2023/09/21