スマホより読書 - 本屋を守れ

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スマホより読書 - 本屋を守れ

  • 著者名:藤原正彦
  • 価格 ¥699(本体¥636)
  • PHP研究所(2023/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569903507

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内容説明

インターネットで教養動画を何時間、視聴しても知識が身につかない。スマホで電子書籍を読んだが端から忘れてしまい、頭にまったく残らない。そんな経験をしたことはないだろうか。著者は、本で得られる教養とネット・スマホの情報のあいだには隔絶たる違いがある、と語る。人間の記憶の特性上、インターネットの画面をいくら見ても教養は身につかないのだ。また、流行のChatGPTには常識、道徳、価値観を嗅ぎ分ける力(著者いわく「校閲」)がなく、使用を誤れば社会に大混乱をもたらす、という。人工知能が危うい理由は「間違いだらけ、ウソだらけの無責任なインターネットを学習しているからです。大手出版社はどこもしっかりとした校閲部を有していて、書かれた文章の国語上の誤りばかりか、事実との相違を鵜の目鷹の目で探し、一次資料に基づき確認しています」(藤原氏)。「ChatGPTにはこの校閲機能がありません。書物の権威、すなわち人類の知の権威は校閲に支えられている、といっても過言ではありません。これを完全に欠いたChatGPTを野放しにしておくと、やがて人類は校閲なき世界、すなわち虚実混沌の巷に落ち込んでしまいます」(同)。憂国の数学者による「読書」と「町の書店」擁護論がついに文庫化。 〈目次〉一、国語力なくして国力なし 二、読解力急落、ただ一つの理由 三、読書こそ国防である 四、町の書店がなぜ大切か 五、デジタル本は記憶に残らない 六、本を読まないアメリカのビジネスマン 七、日本は「異常な国」でよい 八、国家を瓦解させる移民依存政策 本書はPHP新書『本屋を守れ』を文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MI

111
スマホは孤独の時間を奪う。人間の想像力や創造力の源になるのは孤独です。子どもたちは小さいうちからスマホや英語教育をしているが、小さいうちは読書に打ち込むことで教養が身につく。スマホならの情報は眺めているだけでは絶対身につかない。スマホと読書だけではなく、日本の歴史から見る教養についても興味深い。筆者の祖父、曽祖父も本に囲まれて死んでいった。藤原さんの理想だそう。読書から得られる教養や国民性がよくわかる一冊。2023/11/08

コチ吉

7
電車で前の席に座った全員がスマホを見ているのはよく目にする光景だ。本を読んでいる人を見かけると何を読んでいるのか気になるが、人がスマホで何を見ているのか全く気になることはない。著者特有のやや思い入れの強すぎる主張は相変わらずだが、数学者岡潔が何より情緒の人であったというのは示唆に富む。2024/01/02

銀華

5
スマホは孤独な時間を奪う、紙の本こそ視界に入る、人生の限りある時間だけでは得られない経験や感情が読書で味わえる、祖国の文化を誇りに持てーー歴史から鑑みても教養や情緒を育てるには読書と云う対談は確かに同意する。けど、それに限らず映画や美術や漫画アニメでも云えることではないか。一人の時間で情緒を育て己を律するのなら、やりやすい勉強の仕方が各々違うようにその人に合った育て方がある。手の平サイズで納めないで、身体を動かして欲しいものを探しに行く。思いがけない出会いや心動かす何かを得られるのが情緒の育み方だと思う。2024/02/08

nami1022

5
これは良書。政治家や官僚に読ませなければならないと感じます。特に、大局観が磨かれないから対処療法ばかりの政策になる、チャットGTPには校閲がない、英語教育をしたところで何の教養も育たない、と言ったところは読みながらウンウンと大きく頷いてしまいました。小さい頃から読書をすれば教養が身について万事解決、というほど単純だとは思いませんが、頷けることも多々。読書体験はほぼ間違いなく人にとってプラスになるので、もっとたくさんの人に本に触れて欲しいと思うし、街中から書店が減っていくのは寂しい限りです。2023/11/11

ぽんぽこ

5
私は左寄りの人間なので、この人は何を言っておるんだと正直思いました。やれ国の品格の危機だ他国に引けを取らないためには教養が必要だと著者は言っていますが、所詮机上の空論であり、具体的な行動プロセスまで落とし込めてない印象。なんならこの著者も、こういう本で口出しするのに具体的に行動を起こせていないわけですし。それに、日本の文学や文化を美化しすぎているようにも感じました。英語を学ぶのはグローバルな人間を育てるるためではなく、世界の名著の原文を読むためだと考えてもいいのでは。2023/09/04

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