中公新書<br> カラー版 アマゾンの森と川を行く

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中公新書
カラー版 アマゾンの森と川を行く

  • 著者名:高野潤【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2023/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121019691

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内容説明

人類に残された最後の秘境・アマゾン。カヌーに乗って幾日も川をさかのぼると、現代文明と隔絶した世界が広がる。ワニやアナコンダが日光浴し、チョウが舞う岸辺。一歩森に入れば、最大の肉食獣ジャガー、毒ヘビや大蛇、原因不明の風土病にも警戒しなければならない。危険なこの地に魅せられた著者は、三十年来、取材を続けてきた。アンデスから熱帯雨林まで、多様なアマゾンの植物、動物、人々を紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

長谷川透

17
『アマゾン源流生活』と重複する点は多いがこちらは写真が頁の4割程度を占め、アマゾンの環境を淡々と綴っていくというスタイルだ。とりわけ書き留めることもないが二点だけ記しておく。一、アマゾン河川の生態系が紹介される際には最早お馴染みのカピバラだが、猛獣珍獣が跳梁跋扈するこの環境でなぜ絶滅しないのかが不思議に思えてならない。二、日本人及び欧米人の書くアマゾンは大した違いは見られずにどの著者のものを読んでもこの巨大な密林は同じような姿を見せるが南米人の書くアマゾンは著者によって随分違った姿を見せるような気がする。2013/07/09

吟遊

12
中公新書の冒険もの。主に90年代の旅が語られる。著者の実体験。風土病のはなしは興味深い。動物の生態などについては、学者ではないので、あくまで見た範囲。全体に、わくわくする文章と写真で良い本です。2017/08/20

そり

10
写真を見た印象、箇条書き。▼・空が濃い。・水量が豊富で、流れの激しい川は迫力がある。飲まれたらあっという間だろう・アマゾンで長く生き延びた老ジャガーは貫禄がある。・大河は霧に包まれやすそう。・樹幹にも苔がびっしり、あらゆるところに生命が生きている。・水上生活者の家には大小まちまち、花瓶に花が活けてある。インテリアの為か生活の為か。・大河でポツンとカヌーに乗る男はなかなか心許ない。・虹が二本、どういうんだろう。・朝日と夕日が水蒸気で朧気。・暗闇に潜むワニは無機的な感じがする。・カメはどこでも変わんない。2014/02/20

ふろんた2.0

5
★★★2018/06/28

左近

0
アマゾンと聞くと、何となくブラジルのイメージだが、実際は南米の広範囲に渡り、本書はペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビアで遭遇した多種多様な生物について、豊富な写真と共に綴る。この手の本を読むと、普通は人跡未踏の地に対する憧れが増し、いつか現地を訪れる日を夢見るものだろうけど、自分は写真と文章だけで十分満足です。もし密林に連れて行かれたら、たちどころに体調を崩すか、もしくはノイローゼで、いずれにせよ、テントに籠城することになるでしょう。あぁ、軟弱な現代人よ!2015/06/22

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