内容説明
音楽関連を中心に仕事を転々としつつも主人公Aの心は満たされない。そんなある日、ふとしたことからすべてが満たされた初めての安堵感に包まれる。
何一つ足りないものがない。そこから思いがけない展開が待っていた。叡智の宝刀とは何か? 暗号のような「十・十・三」というメッセージ? 天河、インド、方広寺…とめぐる物語が始まる。フィクションとノンフィクションが交錯し、あなたを覚醒へと導く物語。
入手困難な人気書(『随神-意識の扉を開く鍵』(ナチュラルスピリット))を約10年ぶりにストーリーを全面的に見直し、完全アップデートして出版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
14
スピリチュアル系の自己体験談小説。「いまここ」という世界観を容認するかどうかで、深淵なる真理or単なるセカイ系SF小説となる。読み手次第なのだ。筆者が悟りを得るまでの過程は、導かれとしか表現出来ない。全ての人間の中に神がいて、しかもそれはひとつの偉大なる存在。つまり人間ひとりひとりの世界は夢であり、本来の存在に回帰することが悟りへの道であると説く。瞑想によって脳が作り出した個人的物語を捨て去れば、過去も未来も無い「いまここ」にたどり着く。筆者は私が若い頃に愛聴していた歌手だ。今の活動に驚く。これも導き?2023/11/30