内容説明
私たちの周りにあるたくさんの不思議。先入観なく幼児がつぶやく質問、大人の持つ疑問。「何を知りたいか」、「いかにして答えを出すか」。どんな仕事も、ここから探究の喜びが始まる。科学者は自然界にある難問を明らかにしようと、疑う自由から生まれる想像力を武器に探究し、結果は「論文やレポート」によって知識となり、技術として社会に貢献する。生物のエネルギー産生・消費のメカニズムに、先駆的・独創的研究をしてきた生化学者が、自身の経験と知識をもとに問いの発見から解決、発表までのプロセスをつぶさに語る。文庫オリジナル。
目次
プロローグ/第1章 幼児から科学者まで/1 素朴な疑問/2 科学という言葉と概念/3 科学の広がり/引用した文献/第2章 探究する毎日/1 研究との出会い/2 コーネルから研究室を主宰するまで/3 探究はノートに/4 結果を吟味・考察する/引用した文献/第3章 研究を読む/1 論文に出会う/2 DNAの構造を知る/3 ATP合成酵素を読む/4 論文にだまされないで/引用した文献/第4章 探究に必要なコミュニケーション/1 情報の交換/2 生活や職場に入ってきたインターネット/3 仕事の結果を社会へ/引用したサイトと文献/第5章 論文・レポートを書く人へ/1 英語で執筆/2 ストーリーを導入する/3 結果を示し,解釈する/4 原稿ができあがったら/引用した文献/第6章 研究を語る/1 さまざまな機会に研究を話す/2 翻訳ソフトは助けになるか/引用したサイトと文献/エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらーく
2
カバー装画が上品で印象的(千葉幸子さん)。どうして、この絵にしたのだろうか。科学的じゃ無いけど、知りたいところ。 著者は大阪大学の名誉教授。阪大は、生物関係の研究者がいろいろと一般向けに本を書いてくれているようで。本書でも、著者が若い頃に指導してくださった方や、関係した人のなかで、ノーベル賞を受賞した方もいらっしゃる様で、世界最先端研究をしてきたようですね。 中高生位に読むと良いかもな。あるいは、大学1,2年で将来を決める頃にも良いかも。 とても、素直に心に入ってくる日本語で書かれていると思います。2023/08/12
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