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内容説明
アリの匂いや動きを真似て巣に居候しタダ飯を食うハネカクシ、交尾のためにわずか数十分の命を懸ける雄と寄生先から一生外に出ない横着な雌のネジレバネ、何の意味や役割があるのか全く分からない奇妙キテレツな形をしたツノゼミ…――アリと共生する昆虫が専門の人気学者・丸山先生、無類の虫好きでお馴染み養老ハカセ、生態が謎だらけの寄生虫研究者・中瀬クンによる夢の“虫屋”トリオが、昆虫ワールドの魅力を語りつくす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウハタ
1
虫屋3人による対談。面白いかった~!対談本は読みやすくて良いね。口絵でカラー写真も多くて良き☆色んな虫情報面白かった。トリカへチャタテの雌とサムライアリの女王が強すぎて震える。超肉食女子。「一度なくしてしまった機能や器官を再び得るのは不可能と言われています」←ここをもうちょっと詳しく知りたい所存。どういう本を探したらいいかな?ミューラー型擬態も興味あるからもう少し詳しく知りたい。「自分が知らないことを知りたい」←これはよく分ると思う。でなきゃ読む本半分位に減る。2023/08/07
siomin
0
「昆虫がすごい」がヒットしたそうで、だとしたら続編が出るのはわかる。ただ虫屋3人による鼎談形式なので内容は薄いのかなと思ったものの、専門家ばかりなので意外にも濃い出来栄えだった。印象的なのは、干潟や田んぼ等を生息地にする昆虫は数を減らしているが、その一方で人の手が入ることで数を増やしている昆虫もあり、その代表がカブトムシであること。カブトムシは人気がある虫なので、身近になれば昆虫好きが増える一端にはなるだろう。著者の一人が養老孟司なので様々な本の一説や昔話が飛び出し、ただの昆虫本にとどまってないのも良い。2024/08/24