内容説明
三ヶ日町の高校に通う高校2年生の実緒は、自他ともに認める普通の女の子で、モテた経験なんてない。しかし親友の果菜や幼なじみの翔太と過ごす高校生活は、平凡だけど楽しい毎日。そんなある日、のどかな地元が映画のロケ地に決定し、町の誰もが浮き立つ。女優志望の果菜はもちろんのこと、地元愛の強い翔太もこの機会をチャンスに自分の夢を叶えようと大奮起。気づけば実緒もエキストラとして映画に出演することになり、非日常の毎日のなかで、今まで意識していなかった気持ちにも徐々に気づいて…。夢を追う高校生たちの、まぶしすぎる青春フィルム!!
目次
プロローグ
1 イレギュラーな四月
2 五月とエキストラ
3 六月のディスティニー(前編)
4 六月のディスティニー(後編)
5 エンドロールは七月に
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
のどかな田舎の三ヶ日町の高校に通う、自他ともに認める普通の高校生の実緒。そんなある日、地元が映画のロケ地に決定して、町の誰もが一気に浮き立つ青春小説。親友の果菜や幼馴染の翔太と過ごす平凡だけど楽しい毎日を送っていた実緒が、裏方でサポートするつもりだったのに、気づけばエキストラとして映画に出演することになってしまう展開で、多くの人の様々な思惑に振り回されながら、意識していなかった気持ちにも気づいて、そんな経験を通じて自ら意思表示したり、これからのことも少しずつ考えるようにもなってゆくとても眩しい青春でした。2023/07/20
栗山いなり
7
高校2年生の実緒が自分が住む町がロケ地に決定した映画の撮影に関わることになる事から始まる青春小説。映画の撮影と青春恋愛劇を上手く織り混ぜてた印象。そのせいもあってか結構ハラハラする場面もあったな2023/08/27
カゲツナ
0
青春ですね。 地元で映画が撮影されたらこんな感じだろうか。 ふとそんなこと考えてしまいました。実緒も果菜も翔太もそれぞれいい人生歩みそうだなと本を閉じました。 2023/11/30