内容説明
たとえなりたくても採用そのものが非常に少ない職業、学芸員。その狭き門にアルバイト職員が数多く採用されている三重県の桑名市博物館現役館長が、大学では教えてもらえない、学芸員の目指し方とハードで多岐にわたる仕事の内容を事細かに伝授。決して安直に夢を与えることなく、就職してから挫折しないためのノウハウも盛りだくさん。厳しさを増す、令和の時代の博物館学芸員を生き抜くための指南書としてもおススメの一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Arisaku_0225
10
2023年発行.著者は桑名市博物館の館長で,博物館学芸員当事者からの「博物館志望者」への道標としてこれからどのようなスキルや心構えをするべきかということが主な前半と,実際に博物館に働いたときに気を付けておくべきことが書かれた後半などと学芸員になれた後のアフターサポートまで手厚い.日本は世界で2番目に博物館が多い国ながら,博物館で働いている学芸員の数はたったの8500人弱.採用そのものが少なく,館の条件にそぐわなければまず成れないという狭き門で→2024/04/27
ハリネズミ
3
憧れを憧れで終わってしまった僕にはこのような専門的なお仕事の実際の内容を教えてくれる本はすごく嬉しいです実際の展覧会開催のエピソードは勉強になりました。😆これから学芸員を目指す方には是非読んでほしいです。非正規から正規職員になるまで大変だと思いますが頑張ってほしいです。ありがとうございました。2025/07/08
takao
3
ふむ2024/06/21
ちゃみ母
2
学芸員の一日を垣間見れる。大規模施設なら分業出来そうだが、中小規模だと事務的なことも含めて何でもこなしていかないといけない大変さがわかる。学芸員以前に社会人としてのスキルを身につける必要性や、細々したアドバイスあり。学生さんには一読を勧めます。2024/01/20
さたん・さたーん・さーたん
2
業界の先達がミュージアム界隈を大真面目に憂い、導く…のだが、チラチラ見え隠れするユーモアも楽しい。ひっくるめて社会人に要求される不文律めいたアドバイスとも読めるし、美術館/博物館の裏側・本音も明かされる。学芸員はモノを扱う仕事、ミュージアムはつまるところ「人」、これからのミュージアム巡りも自らのモノへの取り扱いも顧みるきっかけをくれた。…突然の石田彰にはひっくり返りそうになった。2023/11/12
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