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内容説明
留年には理由がある。人間生活がヘタで引きこもりとなった殊。病気で登校できなかった詩季。仕事に打ち込んでいた巴。そしていま、フツウの1年生・楓にもその理由が生まれようとしている…?相変わらず人間へたくそな殊の学校生活はまだまだハプニングだらけ。留年生たちの日常、完結の第3巻です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碧海いお
7
完結。10代にして、人生が上手くいかなかった人の日常でした。きららってゆるい日常だと思われがちですが、生きづらい日常でした。2024/09/20
けけけ
3
留年、がテーマの本作。それぞれ事情があるんだし、何もストレートに進級するだけが人生じゃないじゃん?という気持ちにさせてくれる。振り返ってみたら留年してた時が一番楽しかったりして。本作のエラい所はただの留年賛歌になっていないこと。相応に周囲に心配や迷惑もかけるんだけど、まだいくらでも取り返せるからそれでいいと思うのだ。学生って。2023/11/06
touban_546
2
「そう 私こそがこの学校の倫理…」 作品全体を通して、どんな人間のどんな主義・性格・その他諸々を「いいんじゃない」って肯定していく作品のテーマ性が素晴らしかったです。2023/09/02
ひばら
1
複雑でも楽しい青春を過ごした少女達、ツラい現実があっても友達がいれば乗り越えられそう…って漫画。正直もっと続いていきたいな2023/09/11
Kaza Arikai
0
全3巻と短いが綺麗な終わり方。 社会的関心の埒外にある、マイノリティたる留年生にフォーカスした本作品は、多様化の進む現代においてアクチュアリティを持っているだろう。個人的な経験からすれば1学年に留年生が3人もいるという設定は少々現実離れしているとはいえ、高校生の「普通」を相対化し、新たな生の様式を提示することに成功した名作と言える。2025/04/13