内容説明
掟破りの第3期目に突入した習近平体制。いま中国国内で起きている本当の事とは? 台湾、そして日本への脅威は高まるのか? 屈指の中国ウォッチャーが解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
10
「国際情勢の話なら俺にきけ!」とばかりに次々と本を書いている池上彰氏が全く信用の置けない、むしろ危険な「あっち側の人」と分かってからは、今後一切、彼の本は買わないと決めた。では現在の中国問題は誰に聞けばよいのだろう?日高義樹氏も高齢のためもう書けないだろうし、副島隆彦氏ではあまりに極端に過ぎる。そして行き着いたのが、この福島香織氏。ジャーナリストとしての経歴も十分で現時点での中国通の第一人者として推せる。媚中派のジャーナリスト、言論人が多いなか、氏の客観的視点からの習近平政権の現状と未来像は傾聴に値する。2023/11/06
ランラン
8
中国の狙いは米国、ロシアがレームダック化、衰退する中で中国の影響力が増していくことでありいわゆる力関係が変わってきている。習近平の独裁は意外と盤石なものではなくもし台湾侵攻があった場合は崩壊するリスクがありそうだ。また政策の失敗もこのところ顕在化して、若者の雇用であったり不動産問題も浮上してきている。2023/11/16
くものすけ
4
新聞記者の書いた中国最新情報解説書。非常に分かり易く理解できました。中国の目論むアメリカに替わって世界の覇権国になるという野望に大きく舵を切ろうとする習近平。全ての行動がああそうなのかと納得出来ました。一方、毛沢東時代の個人の独裁の時代への逆行という指摘は、現実を見る限り誰が見ても明らかでした。それが正しいのか間違っているのかは明白です。監視国家化する中国、あらゆる経済問題、人権問題、失業問題など国内で問題山積の突破口を『台湾問題』に求めないでもらいたい…2024/06/30
高木正雄
3
20回党大会で団派は消滅してしまったのだろう。胡春華はまだ60歳なのになあ。李克強も亡くなってしまった。上海閥と権力闘争を繰り広げた習近平が江沢民の葬儀でなぜ心にもないような弔辞を読んでいるのか疑問だったが、少し理解できた気がする。外交では中国はeuを取り込みたいようだ。冠のひも理論は日韓離反を狙う北朝鮮の話だが、米欧離反を狙う中国に当てはまるかもしれない。2023/11/14
Yuichi Saito
0
★★★2025/05/06
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