内容説明
麻雀界のカリスマとして圧倒的な存在感を放つ土田浩翔プロの戦術書です。
本書は2005年毎日コミュニケーションズから発売され、堅調な売り上げを示した「土田システム 麻雀が強くなるトイツ理論」に100ページあまりにわたって加筆し、文庫化したものです。
一般的には変則的な戦法とされるトイツ系の役を、自分のツキの状態を見極めて、むしろ積極的に狙っていくという土田プロ独自の戦術が全編にわたり展開されています。
また、文庫化にあたり、各章の確認問題や、土田プロ独特の視点から描かれたコラムなどが書き加えられました。
土田プロファンはもちろんのこと、麻雀戦術に興味のある麻雀ファンにとっては注目の1冊となっております。
また、初めて土田プロの考え方に触れる方にとっては自らの麻雀観が180度変わるような斬新な内容といっても過言ではないでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひばりん
3
「麻雀がわからなくなる」というほかのレビュワー氏の感想を目にしたが、まったく同意見。しかし、わからなくなるということは、それだけ麻雀という文化を深化させる思想が本書にあるということだ。順子中心の世界観の裏側には、対子と刻子からなる人類未踏の世界が広がっている。易学的にいえば、麻雀とは、山という「太極」が、手牌という「陽」と、河という「陰」に分かれていく過程そのものである。順子場が「平和」という安定した凡庸な古典的儒教秩序を志向するとすれば、対子場はより不透明で、打ち手の自我を揺さぶるロマンに溢れている。2020/08/05
サエズリ割津
2
私が勝手に師匠としている土田浩翔プロの処女本。字牌を一打目に切らない理由とか、場の流れを読みトイツを形成する、トイツになりやすい牌、なりにくい牌など目から鱗でした。てか天王戦の牌譜みると師匠もすごいんだけど、安藤プロがすごすぎる。安藤プロの本があればよみたいなあ。トイツ場とコーツ場の見分けはまだまだ難しいと思いました。この本トイツをシステム化してるとはお世辞にもいい辛い。麻雀をシステム化するのはつくづく難しいと思いました。2014/07/02
ぷっちぃ
0
麻雀がわからなくなる