内容説明
目が覚めたら乙女ゲームの世界に転生していた令嬢・リディア。リディアは王太子ルートの悪役令嬢で、将来断罪されてしまうキャラクターだ。その未来を回避するため動き出した彼女だが、ゲームの内容通りに王太子・バンリの婚約者に選ばれてしまう。このままでは断罪ルートまっしぐら……と思いつつ、リディアはバンリに惹かれていき、彼を信じて乙女ゲームの舞台となる学園に入学することに。そこで彼女を待ち受けていたのは、変わってしまった婚約者や友人、厳しく孤独な日々だった。想像以上に強い乙女ゲームの強制力を目の当たりにしたリディアは、とある決意をして――!? 転生令嬢の奮闘記、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
うーん。流行りと思えばなんか不憫不条理ものなのかなと思い、ハーレークインになるかなと思いきや復讐譚と言いますか。最後のシーンだけは良いけれども、それまでがまどろっこしい。路線模索中だったんですかね? 情報が隠されすぎている。それは伏線ありきと言いますか、作者の想定している流れは読者にはわからないのですよ。わからないまま読み進めてわかるそしてスッキリになるためには物語の方向性がハッキリしてないとって思います。こうするなら素直に王子様主人公の贖罪と悔恨話を読みたかった。続巻? でないでしょうなあ。2023/09/05