- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
魔法販売会社ポーラー社に勤める蘭子はやる気満々! なのに成績最下位のセールスレディ。
高額魔法はちっとも売れないし、空振り気味でクレームが絶えないけれど、お客さまは知らぬ間に魔法だけでは得られない幸福を手に入れていく…。
彼女に出会ったら、どれかひとつ貴方の求める魔法を買ってみませんか?
本当に大切なものを見つけられるかも、しれませんよ?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
79
昭和の匂いを求めていつも手に取ってしまう西岸さんのコミック。「三丁目の夕日」のようなリアルなタッチではなく、ちょっとメルヘン風の不思議な世界が描かれている。魔法を販売する蘭子のちょっと間抜けなキャラクターが良い。美の基準が変わってしまう9話の「世界一の美女を妻にした男」が一番面白くて、何度も笑った。お世辞にもきれいとは言えない女性を奥さんにした漫画家は、果たして本当に幸せになれるのだろうか?2015/12/31
リッツ
24
【日本の夏は、やっぱり怪談】落ちこぼれセールスディの江戸川蘭子。彼女が売るのは妖しげな魔法。悪用すれば報いがあるが、思ってもみなかった効力で本当の幸せを見つける人もいる。哀しい話もあるがどの話も納得の終わりかた。数年ぶりの再読楽しめました。2022/07/06
anne@灯れ松明の火
16
読友さんから貸出♪ 『三丁目の夕日』の作家さんだそうだ。映画は観たけれど、本は初めて。化粧品セールス話?と思ったら、「ポーラー」で、魔法の販売員だった! いきなり自殺のシーンで始まったので、怖い話かとビビったけれど^^;そうではなくて、ε-(´∀`*)ホッ うまく行ってない人や欲のある人にセールスを頑張る蘭子。でも、成績はビリ。実は結構役に立ってるのにね(笑) いいなと思う品もいくつかあったが、セール期間中のサービス品が1番いいかも(笑) 蘭子、これからも頑張ってね〜!2015/12/06
三丁目の書生
3
西岸良平版『笑ゥせぇるすまん』。本作品のお客様のその後は色々です。各話の結末は必然性があり、作品としてよく工夫されています。 「世にも奇妙な物語」や「週刊ストーリーランド」で映像化されても好評を得られそうな珠玉の作品集です。 よく星新一さんのショートショートが映像化されていますが、西岸良平さんの作品も映像化に適していると思います。 そう考えると、西岸良平さんはマンガ界の星新一ではないでしょうか。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/08/29/2045392024/09/04
nutaki
3
西岸良平は30年来のファン。夕焼けの詩以外でどれか1冊を選べと言われたらこの作品を勧める。主人公、江戸川蘭子(西岸良平はこの手のもじった名前が多い)は夢を売る仕事で、叶えた人がこんなはずでなかったと元に戻りたがるので営業成績が悪いのだけど、おちゃめで可愛い。№1は『白い疑惑』魔よけのうさぎと結末が良い。2016/03/21