内容説明
現実の構造を認識し未来を予測する脳の能力と、AIの「知能」の違いとは? 天才ジェフ・ホーキンスの原点。書き下ろし序文収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
結論→知能とは現実世界のパターンを記憶し、予測する能力のこと。この本に絡めて、僕が最近考えていることを整理しておくと…OpenAIから動画生成モデルSoraが公開され、AIもついにヴィジョンを獲得した。無限にヴィジョンを生成できるということは、そのヴィジョンをもとに逐次学習することも可能になる。AIが確率的に言語を導出するのは当たり前になってきたわけだけど、AIが確率的にヴィジョンを導出して、ピタゴラじゃんけん装置の結果を予測する日も遠くはなさそうだ。2024/03/27
konomichi
5
今日の、一大トレンドであるAI(あるいはディープラーニング)、人工知能、というカテゴリにおいて、「全てはこの一冊から始まった」と言ってもいい。そんな本。本書(2004年)と同じ著者が、その後(2022年)に上梓した「脳は世界をどう見ているのか」と合わせてどうぞ。2023/08/23
ツッチャン
0
生成AIが発達し、AIがココロを持つと主張する開発者まであらわれた。知能の分野での研究は、想像を絶する速さで進んでいる。本当にシンギュラリティはおこるのだろうか。専門的な研究は難しすぎてわからないし。そんな不安になるまえに、AI開発、脳科学、知能について、一人ひとりが理解を深めることが大切だ。今から20年も前に書かれた本書は、知能についての深い考察がなされるとともに、その後のAI研究の方向性、音声認識、顔認証、自動運転などの実装を予言している。これはもう古典としか言いようがない。知能について理解する一冊。
かるごん
0
二十年前と思うとすごい予測力な感じだ。。。 脳は予測マシンで、予測とは計算ではなく記憶から引っ張り出すことで、その記憶には普遍的な表現がある ってだいぶLLMがやってることと同じ感じする2025/04/07
静かな生活
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REVIEW SCORES 80/100 2024/07/18