世界の真ん中の木 愛蔵版

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世界の真ん中の木 愛蔵版

  • 著者名:二木真希子【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 復刊ドットコム(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784835456355

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内容説明

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スタジオジブリ製作の数々の名作群の中でも、とりわけ人々の記憶に残るシーンの作画を数多く担当された天才アニメーター・二木真希子。
そんな二木さんが、1989年に発表した『世界の真ん中の木』というオリジナル作品をご存知でしょうか?

世界の真ん中にあるという1本の大きな木の根元に住んでいる少女・シシ。
ある日、空を舞う金色の鳥をみかけ、その鳥が「全てを知るという伝説の鳥」だと信じたシシは、金色の鳥をさがしに、その大きな木に登ることを決意します。
1匹のカエルを相棒に、苔の番人スプルや、鳥をさがし求めて木に登る少年・サマに出会いながら木に登っていきます。
そして、ついに姿を現わす、金色の鳥…。

スタジオジブリ等で活躍する最中に、初めて自身のオリジナル作品として描き下ろした絵物語として、二木さん独特の繊細且つ透明感あふれる絵と独特の文体で少女の物語が綴られており、現在でもアニメージュ文庫(徳間書店・刊)の一つとして読み継がれています。

文庫では収録がされなかった未収録原画を発掘できました。
作品の流れを保つために、これらを巻末にグラビアの形で掲載いたします。

新たな形で生まれ変わる、『世界の真ん中の木〈愛蔵版〉』に、ぜひご期待ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanata

24
スタジオジブリで原画担当として活躍した 故二木真希子さんの物語。このひとの絵としては初めて見るが、タッチはジブリそのもの(人物の顔つきは違う)で、ジブリのオリジナルに携わっていたと思うと、緑いっぱいの画面が動き出すようだ。ファンタジックな世界観にジャックと豆の木のような大樹を昇っていくわくわく感。冒険の友にカエルの木彫りのお守りデーモ。やさしき苔の番人スプルは木の傷を癒す頼もしさ。そして追い詰められても諦めない人物たち。生命を与えるが嫌な感じのする銀の水。巨大な鳥の体液が腐っていたということなんだろうか。2019/04/21

結衣花

17
たまには小説以外の本もいいな、と手に取った一冊。著者がスタジオジブリに在籍されていたこともあって、そのまま映画を見ているような冒険譚でした。2022/08/27

14
人物と背景が分離することなく、全体で一枚の画として見せてくれることの嬉しさ。言葉よりも雄弁に、人も生かされている命のひとつにすぎないと教えてくれる。けれど本書が何より素晴らしいのは、その生かされている人がさらに、種を運ぶ役割を担っていること。そこに少年少女の出逢いと旅が繊細に重なること。樹上の天には死のみなもと、地中深い根の国には母なる海というのも、安易な逆転に終わらない面白さ。顔と体が乖離することなく、動きの中で心象を表して見せてくれることの楽しさ。そうだアニメって、絵が動くことの感動が始まりなんだわ。2019/05/22

にゃこ

7
なるほど、ジブリだ。2019/05/12

Midori Matsuoka

3
スタジオジブリのアニメーション作画を手掛けていた二木真希子さんのオリジナル作品。「守り人」シリーズの挿絵もこの方なのですね。 フルカラーで贅沢な物語。大自然の雄大さが生き生きと描かれている。 世界の真ん中にある大きな木。この木に登ってみたいと思い、行動を起こす少女シシ。シシが樹上で見たものとは。 端的な言葉で世界観や情景を表し、たちまちこの世界に吸い込まれてしまう。二木さんの描く木や植物、光や生き物どれも素晴らしい。 読み終わるとジブリ映画を見た時のようなため息が漏れる。2019/07/26

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