ハヤカワepi文庫<br> クララとお日さま

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ハヤカワepi文庫
クララとお日さま

  • 著者名:カズオイシグロ【著】/土屋政雄【訳】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 早川書房(2023/07発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151201097

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内容説明

AIを搭載したロボットのクララは、病弱な少女と友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

182
AIをツールに人間の根源の1つは「苦悩」であるというということを改めて浮き彫りにしているように思いました。一方で、AIがヒトの「苦悩」をも網羅できた時、それは人類にとって果たして・・・2024/12/30

ねこ

156
近未来、子どもの友達になるAF(人工親友)を裕福な家庭では買う時代のお話。そのAFであるクララ視点で全てが綴られています。感情があり観察が得意で言語対応能力、状況判断が非常に優秀で常に学習し、主人のジョジーに献身的に尽くしています。物語では富める者と持たざる者の溝、人間とAFのもっと大きな溝。そして心と身体の置き換えが不可能である象徴が幾つもありました。AFによる信仰にも驚きました。少し前に母親のVF(バーチャルフィギュア)を作る「本心」を読みましたがどちらも人は最終的にはAIを否定してしまう。悲しいね。2024/03/21

ふじさん

101
子どもの成長を手助けするAF(人工親友)として開発された人工知能を搭載したロボットのクララと病弱な少女ジョジーやその周りにいる人間たちの心温まるファンタジー。最初は、話の展開について行けず、読み進むのが大変だった。クララは、なぜこんなにも無垢な存在として描かれているのか。人間が知りえる限りの科学知識や常識をデータとして有し、彼女は純粋にお日さまを神として崇め、その神様が恩寵として与えてくれ奇跡を信じている。あまりこの手の作品は得意ではないが、読後に、何とも言えない心地良い余韻が残る作品でした。 2025/11/05

rico

90
語り手は子どもの友だちとして開発されたロボット、クララ。病弱なジョジーの家に迎えられ、学びつづけ、絆を深めて。クララ視点だから見える世界は広くはない。それでもド*えもん的なほのぼの感とは程遠い展開。ジョジーの家族の抱えるもの。幼馴染のリック一家との関係性。格差。肖像画の意味。クララがおひさまに託した願いと払った代償。それは本当に起こったこと?盛りだくさん過ぎて何も言えない。わかりやすい結末を求める読者の勝手な思い入れを拒否し、物語は終わる。クララが存在し得る世界は、多分こんなディストピア、なんだろうか。2026/07/31

夜長月🌙新潮部

90
登場人物の誰よりも人間でないクララに感情移入してしまいました。邪心がなく純粋なクララは人の汚れた部分を取り除いた存在かのようです。邪心がないと書いてしまいましたがクララは心を持っているのでしょうか。カズオ・イシグロさんの故意に細部の設定を書き込み過ぎない表現も深みがあります。2024/01/20

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